マネーコンサルタント 市居愛さん著「お金を整える」の要約を紹介します。
この本を読むと、お金が貯まっていくイメージが湧いてきます。というのも、最近の僕は、お金使いがとても荒いです。何にいくら使ったのかは「マネーフォワード」を使って記録しているのですが、収入に対してどの程度の支出をしているのかまでは把握できていません。
それでいて、「もっとお金が欲しい」「お金を貯めたい」とい願望は強くあります。脱サラして個人事業主になるための資金として貯えておきたいというのもありますし、物欲が旺盛なのでパソコンを買い替えたりスタンディングデスクが欲しいとも思っています。
けど、自分では分かっています。お金の流れを整えていなければ、お金を貯えられないことを。何もしなくても、預金口座に残高がたくさんあるなんてことは想像できません。
そこで本書を読んで、お金を整えることに着手しようとしているのです。紹介されているお金を整えるコツを実践すれば、お金が貯まり始める気がしています。
では早速、市居愛さん著「お金を整える」についてお伝えしますね。
お金がない原因とは
僕が、お金がない原因と感じている根本的な原因は、お金の流れが分かっていないからです。日常的に何にいくら使っているのかを把握できていませんし、収支バランスだって把握ができていません。「だいたい黒字だろう」と、その程度の認識です。
マネーコンサルタント 市居愛さんに言わせると、お金がない本当の原因は、次のことが言えるのだそう。
「お金の”通り道”が散らかっていること」
ここで言う「お金が散らかる」とは、家の中が散らかっているのと同じ意味です。部屋に服が散乱していたり、ホコリが貯まっていたりする状態のこと。確かに散らかっていたら、どこに何がある分からなくなりますし、誤って同じものを購入してしまうことだってあるでしょう。
お金にとっても、同じことが言えます。
お金の通り道が片付いていないと、新鮮なお金が入って来ず、ムダなお金がどんどん出ていってしまう
お金を整える7つのコツ
財布を整える
マネーコンサルタントである市居愛さんが、コンサルティングを行う際、まず聞くことがこれだそう。
「お財布を見せてもらえませんか?」
見ているのは、お金がいくら入っているかではありません。ポイントカードやクレジットカード、割引券やレシートなど、お財布の中身をぐちゃぐちゃにしている不要なものたちです。
今日のお財布のつかい方が数年後の自分の経済状況に影響してくるのです。
こう語られるように、お財布は、お金を整えるための第1歩目です。お財布の中身は、極限までシンプルにするのが良いそうで、クライアントさんに次のように指定しているのだそう。
- クレジットカード・・・1枚
- ポイントカード・・・3枚
- 割引券・・・0枚
- キャッシュカード・・・0枚
- 証書類・・・免許証など1枚
これをみて、どう感じましたか?僕的には、「キャッシュカードが0枚」なのが、気になりました。キャッシュカードを持ち歩かないなんて、中学生以来やったことないことです。キャッシュカードを持たない理由は、市居愛さん曰く
「念のため」という思いが、お金を増やすエネルギーを邪魔してしまっている
とのこと。確かに僕がキャッシュカードを持ち歩いている理由は、「気がついたらお金がない!」という緊急事態を防ぐためです。お金の使い道を事前に予定しておけば、たしかに発生しない事態なので、認識が甘いのかもしれません。
ここまでストイックにお財布をシンプルにしたら、何か効果があるのでしょうか・・・。ちなみに現状の僕のお財布の中身はこんな感じです。かなりシンプルでしょう?
- クレジットカード・・・1枚
- ポイントカード・・・1枚
- 割引券・・・0枚
- キャッシュカード・・・1枚
- 証書類・・・免許証など1枚
通帳を整える
「通帳は何冊もっていますか?」
これもお財布同様に、シンプルがいいに決まっています。使っていないのに、なんとなく開いている銀行口座はありませんか?
僕は、1冊だけ思い当たる通帳があります。幼い頃に両親が作ってくれた銀行口座がそのままになっています。この口座、一度も使ったことがないので、解約しなければいけませんね。
ちなみに使っている銀行口座は3つあるのですが、どれも通帳レスにしてあります。すべてWeb上でチェックできるので便利です。
冷蔵庫を整える
「お金と冷蔵庫って関係あるの?」この章を読んだとき、まず最初に疑問が湧いてきました。けど、市居愛さんはこう言います。
(同じものを2つ買ってきたり、腐らせて捨ててしまうことは、)冷蔵庫のなかでお金を腐らせている状態です。
思い当たる節はありませんでしたか?実は僕は、大アリです。
冷蔵庫の中を確認せずに買い物へ出かけてしまって、買いすぎてしまうことがしばしばあります。そして、腐らせて捨ててしまうことも・・・。大反省すべき点です・・・。
手帳を整える
手帳の使い方についても、市居愛さんは教えてくれました。「3つの書き込み」で手帳を整えるのだそう。
- 予定と「金額」をセットで書く
- 日曜日に財布の「残金」を書く
- 財布を「開かなかった日」に印をつける
毎日使う手帳に、これだけ書き込んでおけば、お金の流れが把握できる気がしてきますね。僕はまず、「予定と「金額」をセットで書く」を実践してみます。そしたら、キャッシュカードをお財布に入れなくて良くなりそうですしね。
借金を整える
「自分には借金はないから関係ない」と思いながら読みましたが、市居愛さんが言う「借金」は、普通とは違う意味で使っていて驚きました。
「意識せず」にただただ引き落とされているお金は、5年後、10年後の自分のお金を奪っている存在です。これは借金です。
言われてみれば、身に覚えがあります。
使っていないのに契約していたWebサービスや、考えるのが手間だったスマートフォンの代金。今では、Webサービスは解約しましたし、スマートフォンは格安SIMに変更したので大丈夫ですが、あのまま契約していたらと思うと恐ろしいですね。まるで、借金のよう。
お家を整える
そろそろ「お家を整える」と聞いただけで、何を言われるかが分かってきたのではないでしょうか。そうです、お家の中が散らかっていると、お金も貯まりにくいということです。
たいせつなことは、ものの数を減らし、本当に必要なものだけを残すこと。
この機会に、一度、お家の中を見渡してみてはいかがでしょうか?整っていると言えますか?もし散らかっているようでしたら、市居愛さんは、このような「決まりごと」を提案してくれています。
- 【リビング】床にものを置かない
- 【キッチン】食器を「ひとり、ひとつ」にする
- 【クローゼット】1着買ったら1着捨てる
夫を整える
2児の母である市居愛さんならではの視点で、「夫を整える」ことが指摘されています。その方法としては、次のことが強調されています。
「お互いの価値を尊重し合うこと」
夫が勝手にものを買ってくることや、お金の使い方がズボラなのは、本当は「ひとを喜ばせること」が好きだからかもしれません。だから家族で、お互いの価値観を理解し合うことが大事。そうすれば、お金はいっきに整い始めるとのことです。
お金を貯める行動しよう
市居愛さん著「お金を整える」を読んで、自分がなぜお金が貯まらないのかが分かりました。お金の通り道が整っていないからです。
お財布の中身をもっとシンプルにできそうなことや、予定と金額をセットで手帳に書いておくことなど、できることはたくさんありそうです。
本書で紹介されているお金を整えるコツを実践すれば、お金が貯まっていくイメージも湧いています。早速、できることから試していきましょう。