2019年下半期に観劇した全10本の舞台レポートを紹介します。
行きたい舞台がたくさんあったのですが、いろんな事情で行けないことが多くて、悔しい思いを何度もしました。
そんな中、厳選して観劇した10本は、どれも素晴らしいものばかり。
1本1本、どんな作品だったのかを、語ることができます。
詳細は、それぞれの舞台の個別記事にお任せしますが、簡単に振り返って紹介していきますね。
刈馬演劇設計社「神様から遠く離れて」
刈馬演劇設計社は、初めての観劇でしたが、めちゃくちゃ刺激が強かったです。
宗教のような教えを取り扱った、かなりセンシティブな内容。
そのため、一度の観劇で、内容を理解することは難しかったです。
多分僕は、本作品の3割くらいしか理解できていなかったでしょう。
きっと、もう一度観劇したら、また違う発見があったはずです。
中村雅俊45thアニバーサリー公演「勝小吉伝~ああ わが人生 最良の今日~」
俳優の中村雅俊さんの45周年公園を、東京の明治座まで観劇しに行きました。
お目当ては、大の推しである劇団あおきりみかん所属 川本麻里那さん(@marina_0216)が出演しているから。
いつも小劇場ばかり行っていた僕は、この舞台のスケールの大きさに度肝を抜かれました。
登場シーンや舞台の切り替え、出演者の人数など、どれもが圧倒的でした。
そしてまた、ストーリーは、親子関係を取り扱ったものだったので、感動して泣いてしまったことを覚えています。
観劇レポート「中村雅俊45thアニバーサリー公演 勝小吉伝~ああ わが人生 最良の今日~」(明治座)
劇団あおきりみかん「三人寄れば、文句の杖」
劇団あおきりみかんは、一番大好きな劇団です。
「三人寄れば、文句の杖」は、ぽんかん劇場といって、いつもとちょっと違う雰囲気の舞台。
女性団員さんたちが主役で、めちゃくちゃ笑いまくりまったのを覚えています。
試験管ベビー「サプライズ、いりません。」
試験管ベビーのことは、前から知っていたのですが、ようやく観劇することができました。
「サプライズ、いりません。」は、センスのないサプライズをしようとする男性陣と、実際にサプライズをされてしまった女性の物語。
テンポのいい会話劇に加え、いちいち面白いオチがあるので、ものすごく面白かったです。
そしてまた、観客参加型だったことも、とっても新鮮で楽しめました。
「ジェニィ〜白猫ピーターの不思議な冒険」
「ジェニィ〜白猫ピーターの不思議な冒険」は、人形劇です。
人生で初めての人形劇でしたが、まるで人形の猫が、生きているかのような動きに感動しました。
猫の仕草やクセなどを見て、猫の気持ちがすごく伝わってきました。
観劇レポート「ジェニィ〜白猫ピーターの不思議な冒険」(人形劇)
オイスターズ「みんなの力」
ほとんどの会話が「しりとり」になっている舞台でした。
だんだん厳しくなっていくしりとりのルールに対応するため、意味不明な日本語が飛び出したり、言葉をひねり出そうとして困っている役者さんの姿に、めちゃくちゃ笑いました。
空宙空地「その鱗 夜にこぼれて」
登場人物がとっても多いことが印象的だった舞台です。
役者さんも、一人5役をやっていたりして、とっても大変だっただろうなと思いました。
物語は、ちょっと訳ありの家族の話で、内容を理解することが難しかったです。
できれば、もう一度観たかった。
てんぷくプロ「ネヴァダの月」
てんぷくプロも、大好きな劇団の1つです。
さらに、演出がオレンヂスタのニノキノコスターさんだったので、公演が決まった瞬間に、予約して、ものすごく楽しみにしていました。
そして、とっても大きな期待を抱いて観劇したのですが、最高に楽しむことができました。
西部開拓時代の人間関係が描かれた本舞台に、ガッチリと心を掴まれて、たくさん感情が動いたのを覚えています。
🎵Moon Of Nevada (Ringo Mix)
はっちゃけ!やっちき!オープニングダンス撮って出し!さよならだけが、人生だ!いよいよ明日開幕!
🚩#てんぷくプロ『#ネヴァダの月』
11/21木~24日@七ツ寺共同スタジオ
[詳細] https://t.co/3TQdo2rGJN
[予約] https://t.co/h5IuMiu0AL pic.twitter.com/5tIUkER1CF— ニノキノコスター (@Nino69) November 20, 2019
【感想|ネタバレあり】てんぷくプロ「ネヴァダの月」の観劇レポート
名古屋の演劇人が贈る名作劇場「煙が目にしみる」
「煙が目にしみる」も、川本麻里那さん(@marina_0216)が出演している舞台ということで、観劇に行きました。
観劇する前からなんとなく予想していたことでしたが、しっとりと温かい涙が溢れてくる舞台でした。
夫婦愛、家族愛、恋人愛など、とっても多くの愛を感じることができたからです。
【感想|ネタバレあり】名古屋の演劇人が贈る名作劇場「煙が目にしみる」(名古屋市東文化小劇場)の観劇レポート
山口企画「ぽじ」
劇団あおきりみかん所属の山口眞梨さんが主催の舞台。
ほんの1mほど前で繰り広げられる、女性二人のバチバチとした戦いが、ものすごく恐ろしく感じました。
まるで、昼ドラを観ているような、とても激しいやりとりに、僕は終始ビビりまくっていました。
【感想|ネタバレあり】山口企画 「ぽじ」(K・Dハポン)の観劇レポート | ぞの.jp
2019年下半期の観劇まとめ
上半期に引き続き、下半期も、素晴らしい舞台を観ることができて、かなり満足です。
どれが一番とか、順位を付けることはできませんが、本当にどの舞台も良かったものばかり。
来年もこの勢いで、たくさん観劇したいところです。