【感想】久門 剛史 − らせんの練習(豊田市美術館)の鑑賞レポート

【感想】久門 剛史 − らせんの練習(豊田市美術館)の鑑賞レポート

豊田市美術館で開催している「久門 剛史 − らせんの練習」を鑑賞してきたので紹介します。

近代的な建物という印象を受ける豊田市美術館にピッタリの展示会でした。

あらゆる○(えん)に、驚きと美しさを感じて、これぞ現代アートと唸ってしまいました。

あいちトリエンナーレや瀬戸内国際芸術祭が好きな人は、絶対に好きな展示会なので、ぜひ鑑賞を楽しんでいただきたいです。

では早速、どのような展示会だったのかについて、詳細をお伝えしていきますね。

鑑賞レポート

○(えん)に魅了される展示会

Force

展示室に入って真っ先に出会える作品は、壁一面にひろがる「Force」です。

壁に設置された装置から、コピー用紙が螺旋を描きながら、舞い降りています。

床に広がるコピー用紙は、展示会が始まった3月から蓄積されたものなのでしょうか。

無秩序に舞うコピー用紙に、時間を忘れて見とれてしまいます。

after that.

真っ暗な部屋に輝くミラーボールの作品も印象的です。

四方から当てられたLEDライトに照らされた光は、部屋のあらゆるところに輝きを与えています。

まるで、おしゃれなナイトクラブにいるようです。

丁寧に生きる

ガラスケースに入った装置が複数ある部屋も魅力的です。

どこが”らせん”何だろう?と想像を膨らませてみるのが、とっても楽しいです。

こちらの作品は、シャープペンシルの芯で、ひたすらに○を描き続けているものです。

一回は、とっても薄い線ですが、何周も同じところを回っているので、少しずつ色付いています。

crossfades#4

個人的に、一番面白くて不思議だなと思ったのが、展示室の最後にあったこちらの作品たち。

一見すると、なんら変哲もない現代アート作品かと思います。

しかし、色がついているところをみると、○に関する”ある数字”がズラリと並んでいます。

よーく目を凝らして、数字たちを追ってみてください。

Twitterでの口コミまとめ

「久門 剛史 − らせんの練習」概要

crossfades#4

展示会紹介

新進作家、久門剛史(1981年京都府生まれ)による国内初の大規模な個展を開催します。

久門は、身の回りの現象や特定の場所がもつ記憶、歴史的事象を採取し、それらを音や光、立体などの断片をもちいて観る者の身体感覚を静かに、強く揺さぶる空間を創り出します。私たちの知覚を研ぎ澄ますように促し、モノに潜在する「永遠性」と「唯一性」についてメタフォリカルに問いかける作品は、国内外で高く評価されています。

本展で久門は、豊田市美術館の4つの展示室からなる延べ約1,000㎡の個性的な空間を使い、それぞれの場に呼応する新作インスタレーションを展開します。

展覧会タイトルは「らせんの練習」。真上から見て円であると認識していたものが、視点を変えて彫刻的に見たとき、はじめて螺旋だと気づく。そうした観る人それぞれの時間と空間の発見や新しい知覚の拡張につながる体験を、まさに螺旋の構造をなぞるように展示室が配置されている豊田市美術館の建築空間の中で実感できる、豊かな展観を目指します。

社会が混沌としている状況の中でも、物事を美しいと思える態度を揺るぎなく示し続けてきた久門剛史の芸術世界を、是非ご覧ください。

https://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/hisakado/

作家「久門 剛史」略歴

1981年京都府生まれ。2007年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了。近年の主な展覧会に「あいちトリエンナーレ2016」(豊橋会場、愛知、2016年)、「東アジア文化都市2017京都 アジア回廊 現代美術展」(元離宮二条城会場、京都、2017年)があるほか、「MAMプロジェクト025」(森美術館、東京、2018年)と第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展「May You Live in Interesting Times」(2019年)ではアピチャッポン・ウィーラセタクンとの共作を展示した。

2016年には、世界各国で上演されたチェルフィッチュ『部屋に流れる時間の旅』の舞台美術を担当。KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2019(ロームシアター京都、2019年)にて初の劇場作品を発表。

https://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/hisakado/

スケジュール

2020.03.20(金)-2020.09.22(火)

6.22(月)-7.17(金)は全館休館

会場:豊田市美術館

住所:愛知県豊田市小坂本町8丁目5番地1

電話:0565-34-6610

まとめ

「久門 剛史 − らせんの練習」は、これぞ現代アートと唸ることができた展示会でした。

あいちトリエンナーレや瀬戸内国際芸術祭が好きな人は、絶対に好きな展示会なので、ぜひ鑑賞を楽しんでいただきたいです。

美術が好きな人にオススメの記事

注目記事

この記事を書いた人

ぞの

こんにちは、"ぞの(@z02n05)"です。会社員をしながら、ブログ執筆やPoints of Youコーチングなどの活動をしています。当サイトでは、「人生ネタだらけ」をモットーに、リアルな体験談を記事にしています。仕事が忙しい方や人間関係に悩む方に、よく読んでいただいてます。