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【要約まとめ】スリッパの法則 プロの投資家が明かす「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方 by 藤野英人さん – 会社の見方が変わる法則〜

【要約まとめ】スリッパの法則 プロの投資家が明かす「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方 by藤野英人さん〜投資先・勤め先の会社の見え方が変わる法則〜
ぞぬーん

レオス・キャピタルワークス株式会社 代表取締役社長・最高投資責任者 藤野英人さん著「スリッパの法則 プロの投資家が明かす「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方」の要約を紹介します。

本書は、普通の人とは違った視点から会社を見てみたい人にオススメです。

例えば、本書のタイトルにもなっている「スリッパの法則」というのは、「社内でスリッパに履き替える会社に投資をすると不思議に儲からない」ということから来ています。もちろん衛星や安全の観点から履き替えるのはいいのですが、誰でも自由に会社へ出入りできることを遮断してしまうので、投資しても儲けにくいとのことです。

普通の人は、こう言った目線で投資先企業を見ていないですよね。本書には、全部で67もの伸びる会社とダメな会社の見分け方が記されています。読んでみるときっと、自分が投資している会社や勤めている会社の見え方が変わってきます。

では早速、藤野英人さん著「スリッパの法則 プロの投資家が明かす「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方」についてお伝えしますね。

「スリッパの法則 プロの投資家が明かす「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方」の概要・目次

レオス・キャピタルワークス株式会社 藤野英人さんは、普通の投資家とはちょっと違った目線で投資をしています。それもあってか、藤野英人さんが運用していて、僕も毎月購入している「ひふみ投信」の投資成績は、右肩上がり。2013年から投資し始めたのですが、今では30%ほどプラスになっています。

本書の原稿を執筆されたのが、2000年。文庫版のために手を加えられたのが、2006年。そのため、当時の法則がそのまま適用できない部分も出ていることでしょう。しかしそれでも、伸びる会社とダメな会社の根底にある会社の体質は、変わりないと思います。

全部で67の法則が紹介されているのですが、どうして伸びる会社・ダメな会社なのかが解説されているので、藤野英人さん流の考えを知ることができます。その考えをもとに、自分が投資している会社や勤めている会社のことをチェックしてみると、必ずこれからの会社の見え方が変わってきますよ。

<スリッパの法則 プロの投資家が明かす「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方>

第1章 社長の性格や人格で決まる会社の運命
第2章 要注意!会社を滅ぼす危ない社長
第3章 ダメな会社、こんなところに落とし穴!
第4章 よい会社と悪い会社の分かれ道
第5章 常識にとらわれると判断を間違える

伸びる会社・ダメな会社の分かれ道

伸びる会社の典型例

成功している経営者は、例外なく細かいそうです(法則12)。どうでもいいような細かいところに気を配り、指摘し、改善をしたりしているようです(部下としては、いい気がしないかもしれませんが)。細かいことの積み重ねによって、サービスや商品がより良くなっていくのです。

また、優秀な経営者の多くは「メモ魔」だそう(法則13)。常に情報に敏感で、貪欲に学び、成長しようという意欲があるから、優秀な経営者と呼ばれるようになるのでしょうね。最近では、株式会社SHOWROOM代表 前田裕二さんも、大量のメモを取ることで有名ですが、いくら立場が偉くなったからといって、天狗になっている人には、ついていこうとは思いませんもんね。(参考:メモの魔力 by前田裕二さん)

さらに、社員同士を「さん」づけで呼び合う会社への投資リターンが高いという法則もあります(法則33)。多くの企業では、大抵「肩書き」をつけて呼び合っていますよね。そんな会社はきっと、下克上が起こりにくい会社なはず。社内の風通しもきっと良くないはずです。

ダメな会社の典型例

ホームページで社長の顔写真が載っていない会社への投資は注意したほうがよいとの法則があります(法則25)。その裏には、なにか顔を出したくない理由が隠れているかもしれないからです。最近では、顔写真を出している会社が多い気がしますが、投資するときのチェックポイントの一つに加えておきたいですね。

過去の苦労話にインタビューの大半をさく社長の将来性は乏しいと言えます(法則2)。藤野英人さんは、経営者の器は目標の高さで決まると言います。なので、過去の苦労話を多くしてしてしまうということは、将来の事業展開については、メインで考えていないことになります。ちなみに、過去の苦労話をすること自体は、経営者の原点を知る上で重要なことなので、悪いことではありませんからね。

極端に美人の受付嬢がいる会社に対して問題意識を感じるそうです(法則31)。なぜなら、個人の能力と美貌というのは、関係がないからです。美人秘書がずらりと並んでいたら、経営者が公私混同している証拠だといいます。きっと、経営にも悪影響を及ぼすことでしょう。

自分の投資先・勤め先の会社は大丈夫!?

伸びる会社とダメな会社の典型例を紹介しましたが、自分の投資先や勤め先の会社はいかがだったでしょうか?伸びる会社の傾向に当てはまっていましたか?

ちなみに僕が勤めている職場は、ダメな会社に当てはまっています。社長の自伝をもらったこともありますし(法則3)、人の話を聞いてくれません(法則5)。なので、早急に、いまいる職場から逃げ出したいところです・・・

このように、本書を読むと、普通の人とは違った視点から会社を見ることができるようになります。ダメな会社に当てはまっていたら、危機感や不安を感じますが、そうなったときは改善のチャンスです。伸びる会社になるような行動をしていきましょう。

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一馬力で働く夫
名古屋でサラリーマンをしている30代の夫です。インデックス投資と配当・優待狙いの個別株投資をしています。資格は、ファイナンシャルプランナー2級と簿記2級を保有。家計簿を見ながら、豊かな生活への計画を考えるのが趣味です。
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