【要約まとめ】人を動かす by D・カーネギー〜人間関係における不朽の名著〜
D・カーネギー著「人を動かす」を読んだのでご紹介します。
本書が発売されたのは、1937年。
すでに80年以上も読み続けられている大ベストセラーです。
本書の内容は、人間関係における原理原則がズラリと書かれています。
一つ一つを見れば、どれも当たり前のことですが、その当たり前ができないから、僕たちは日々悩んでいるんですよね。
そうして悩むたびに、本書に立ち戻れば、きっと解決につながる行動を見つけられるはずです。
この記事では、「人を動かす」の要約まとめをお伝えしていきます。
まだ、この名著を読んだことがない人は、ぜひ参考にしてみてください。
「人を動かす」の概要
「人を動かす」は、人間関係における不朽の名著です。
1937年に出版されて以来、時代に合わせて改定され、80年以上も読み続けられています。
人を動かすことに関する4つのカテゴリーに分けて、原理原則を教えてくれています。
登場人物や表現方法に、やや古さを感じるところはありますが、原則は、今も昔も変わりません。
「7つの習慣」や「嫌われる勇気」などの人間関係の名著の、さらに奥深くにある原則を教えてくれているように思います。
一つ一つの原則は、どこかで聞いたことがあることばかりですが、「実践しているか?」と言われると、難しいと感じるものばかり。
人間関係の悩みを抱えている方なら、きっと本書のどこかに、解決のヒントを見つけられるはずです。
内容自体は、とても読みやすくなっているので、まだ読んだことない人は、ぜひ手に取っていただきたいです。
人を動かす3原則
人を動かすためには、相手のことを理解しなければいけません。
それがたとえ罪人であったとしても、罪人なりの言い分があるものです。
理不尽なことを言ってくる上司であったとしても、きっとその裏には、何か理由があるはず。
そこを理解しなければ、人を動かすことは不可能です。
そして、頼み事をするときには、「なぜ、あなたでなければいけないのか」ということを説明しましょう。
するときっと、相手もやる気が芽生えて、動いてくれるはずです。
人に好かれる6原則
人に好かれるためには、相手の気持ちを満たしてあげられる人でなければいけません。
たとえば、自分の関心ごとに関心を持ってくれる人だったら、つい、夢中になって話し続けてしまいますよね。
僕だったらきっと、その人のことを大好きになってしまうと思います。
これと同じことを、相手にもやってあげることで、人から好かれる人物になることができるのです。
人は誰しも自分に関心を持ってもらいたいと願っているので、その願望を満たしてあげられるように心がけましょう。
人を説得する12原則
人を説得するときには、正攻法でいっても反対されがちです。
正しいことをストレートに訴えても、相手は拒否反応を示してしまいますよね。
そこで大切なのは、相手に自分が間違っていることを気づかせてあげること。
それも、自分自身で気が付いたかのようにしなければいけません。
決して、相手に議論で打ち勝とうとしてはダメですからね。
人を変える9原則
人を変えたいときも、相手の気持ちを第一優先にする必要があります。
いくら変わって欲しいと願っても、本人に変わりたいという意思がなければ、変わろうとしてくれませんからね。
そのためにできることが、本書では示されいます。
自分が変わろうと思ったとき、どんなことがキッカケだったかを思い出すといいかもしれませんね。
大切なのは、どうやって相手の気持ちを刺激するか、ですからね。
幸福な家庭をつくる7原則
夫婦関係においても、相手のことを想うことが大切です。
長い時間を一緒に過ごしているので、以心伝心していると思っていませんか。
自分のことを理解してくれていると考えるのは、大間違いです。
そしてまた、信頼関係も、強固になっていると勘違いしていませんか。
いくら夫婦といえど、考え方は異なります。
相手から大切にされていると思えないと、寂しい気持ちになりますよね。
今一度原点に立ち返って、この瞬間から、振る舞いを変えてみてくださいね。
まとめ
本書では、人を動かすための事例がたくさん紹介されています。
その方法は、今も昔も同じです。
何よりも、相手の気持ちに寄り添うことが大切なのです。
自分がされたら嬉しいことを、相手にもしてあげると言ったら分かりやすいかと思います。
ほんのちょっとの気遣いで、あなたの人間関係は大きく改善するかもしれません。
そんな方法を知りたい方は、ぜひ本書を手に取ってみてくださいね。