【要約まとめ】幸せになる勇気〜アドラー心理学の入門書2!本当の「愛」を学ぶための本〜
岸見一郎さん、古賀史建さん著「幸せになる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教えII」の要約まとめを紹介します。
本書は、本当の「愛」とは何か?を知りたい人にオススメの本です。
と思われた方は、本書に登場する青年と同じく、
「人生における最大の選択」をしていない
はずです。
なぜなら、アドラー心理学では、
幸福とは、貢献感である
と断言されていますし、
愛とは「ふたりで成し遂げる課題」である
とも言われています。
つまり、愛することを選択することで、貢献感を得ることができ、それが幸福に繋がるというわけです。
この記事では、本書を分かりやすく要約してお伝えしますので、ぜひ続きを読み進めてみてください。
前作「嫌われる勇気」の要約まとめ記事も用意しているので、こちらから読んでいただけると嬉しいです。
「他者の関心事」に関心を寄せる
アドラー心理学では、あらゆる人間関係で「尊敬」をすることが必要だと言われています。
尊敬とは、その人が、その人とらしく成長発展していけるよう、気づかうことである
相手のことを動かそうとするのではなく、相手が動くことができるように、支えてあげるということかと思います。
そしてこの「尊敬」は、
「もしもわたしがこの人と同じ種類の心と人生を持っていたら?」と考える
ことから始まります。
いわゆる「傾聴」スキルと似たものですので、ぜひ身に付けてくださいね。
すべての喜びは、対人関係である
前作「嫌われる勇気」のなかで、最も強烈だった考えとして
人間の悩みは、すべて対人関係である
と言うものがあります。
宇宙に自分一人だけ、という状況でない限り、悩みは尽きないというもの。
かなりインパクトがある言葉ですよね。
しかし、本書では、この言葉の続きが紹介されています。
すべての喜びもまた、対人関係の喜びである
宇宙に自分一人だけ、という状況だったら、確かに悩みはないかもしれませんが、
同時に、喜びも存在しないというのです。
これは、
幸福とは、貢献感である
という定義にもつながります。
自分一人だけの宇宙では、誰にも貢献することができませんからね。
人生の主語を「わたしたち」へと変化させる
アドラーが、こうした人間関係について思考を巡らせていた理由は、
先ほども紹介した
幸福とは、貢献感である
という結論があるからです。
そして、本書では、幸福を実現する方法として、
他者を愛する技術
が言われています。
なぜなら
愛とは「ふたりで成し遂げる課題」である
から。
人生の主語を「わたしたち」へと変化させることが、
人生における最大の選択
であり、幸せになる方法なのです。
「幸せになる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教えII」」まとめ
本書は一貫して「愛」とはに何か?について語られていますが、一読しただけでは理解が難しいものばかり。
ただそれでも、愛することが幸せに直結するというシンプルなメッセージは、しっかりと届いています。
本当の「愛」とは何か?を知りたい人にオススメの本なので、ぜひ読んでみてくださいね。
前作「嫌われる勇気」の要約まとめ記事も用意しているので、こちらから読んでいただけると嬉しいです。