【7つの習慣】第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」まとめ〜共感によるコミュニケーションの原則〜
世界的大ベストセラー スティーブン・R.コヴィー博士著「7つの習慣」の第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」〜共感によるコミュニケーションの原則〜の要約まとめを紹介します。
コヴィー博士が、人間関係について学んだ重要な原則を一言で言うなら、
まず理解に徹し、そして理解される
と言うほどに、コミュニケーションにおいて、この原則は鍵となるものです。
相手の話を聴く「傾聴」や相手の気持ちを思いやる「共感」のという言葉が、当たり前に使われるようになってきましたが、7つの習慣においても、同じように重要なスキルとして紹介されています。
人間関係においては、「傾聴」や「共感」によって、相手のことを理解しようと努めることが、第一歩目となるのです。
ではもっと詳しく、第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」〜共感によるコミュニケーションの原則〜についてお伝えしていきますね。
▶︎▶︎▶︎オーディオブックで聴く第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」とは
おそらくすべての人間が、自分のことを理解してもらいたいと思っていますよね。
あなたも僕も、口には出さずとも、自分のことを話したいとか聞いてほしいと思うことは日常茶飯事なことでしょう。
この願いを叶えるためには、自分自身の日頃の行いを正すことから始めなければいけません。
具体的には、自分のことを知ってもらうよりも先に、相手を理解しようと聴くこと、相手の身になって聴くことが必要です。
このことを7つの習慣では、共感による傾聴と言われています。
また、共感による傾聴とは逆に、相手の心を閉ざしてしまう4つの自叙伝的反応も紹介されています。
- 評価する–同意するか反対するか
- 探る–自分の視点から質問する
- 助言する–自分の経験から助言する
- 解釈する–自分の動機や行動を基にして相手の動機や行動を説明する
どれも自然とやってしまいがちなことですが、相手を理解するには、不必要なことばかりです。
特に、上司と部下、親と子どもというような関係のときに、やってしまいがちなので、注意しなければいけません。
第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」の実践
第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」を実践するには、身近にいる人に協力してもらうことが一番です。
「共感の練習をしたいから、私の様子を観察して、フィードバックしてくれないか」と頼んでみて、あなたの印象にどんな印象を持ったのかを聞いてみてください。
そしてまた、自分の言葉の中に、4つの自叙伝的反応がなかったかをチェックしてもらうことも良いでしょう。
これらを繰り返し練習してくると、いつか必ず共感による傾聴を行えるようになるはずです。
第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」まとめ
自分ことを理解してもらうためには、まず相手のことを理解することから。
何も意識せずに話していると、4つの自叙伝的反応をしてしまいがちです。
すると、相手からの信頼を失ってしまい、良い人間関係を築けなくなってしまいます。
そうならないためには、共感による傾聴を身に付けられるように練習しましょう。
▶︎▶︎▶︎オーディオブックで聴く7つの習慣の要約まとめ記事
- 第1の習慣「主体的である」〜パーソナル・ビジョンの原則〜
- 第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」〜パーソナル・リーダーシップの原則〜
- 第3の習慣「最優先事項を優先する」〜パーソナル・マネジメントの原則〜
- 第4の習慣「Win-Winを考える」〜人間関係におけるリーダーシップの原則〜
- 第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」〜共感によるコミュニケーションの原則〜
- 第6の習慣「シナジーを創り出す」〜創造的協力の原則〜
- 第7の習慣「刃を研ぐ」〜バランスのとれた再新再生の原則〜