「アイツは仕事ができない」と嘲笑う奴等にムカついて、自分ならどう対応するかを考えてみた
仕事をしていて、非常にムカついたことがありました。
「アイツは仕事ができない」と、本人がいないところで嘲笑っているところに遭遇してしまったのです。自分を含めた3人で移動していて、僕の知らない人のことを2人がバカにしている状況でした。
聞くに耐えがたい内容だったので話にはなるべく参加しないようにしつつ、しかし、その2人は上司と取引先に当たる人だったので、完全に無視をするわけにもいかない状況でした。
話題に上がっている人のことを守ってあげたいけど、何もできることが見つけられず、苦痛の時間が続きました。
しかし、時間を無駄にしたくないものですから、「もし本当に仕事ができない人がいたとしたら、自分ならどうやって対応するか?」について考えてみることにしました。
そこで見つけた対応方法は3つありますので、紹介します。
「アイツは仕事ができない」と嘲笑う奴等にムカついた
自分と、上司と、取引先に当たる人と、3人で移動しているときにムカつくことが起こりました。
上司と取引先に当たる人が、共通の知り合いのことを「アイツは仕事ができない」ということを、ひたすらに嘲笑っていたのです。「この間は、あんな行動をしていたのよ」「なんの取り柄もないから本当に使えない」という具合です。
僕は、話題に上がっている人のことを知らなかったのですが、怒りを抑えるのに必死でした。2人に対して、ずっとこんなことを思いながら、必死に耐えていました。
- お前の教え方は完璧だったのか?
- お前の陰口の方が酷くない?
- 仕事ができないことは悪いことなのか?
しかし、ムカついてばかりいては、僕の貴重な時間が奪われている感覚になったので、考え方を変えました。
「もし本当に仕事ができない人がいたとしたら、自分ならどうやって対応するか?」
これを考えることによって、上司や取引先に当たる人と同じ状況になったときに、上手に対応できるようになれると思ったからです。いや、絶対に、この2人のように、本人のいないところで人を馬鹿にするような人間になりたくないからです。
加えて、2人の話を聞かなければいけない状況だったので、話を振られたときに「こんな対応方法もあるんじゃないですか?」と提案できる準備という意味もあります。少しでも2人の考え方や見方を変えるきっかけになればいいなと思っていました。
自分ならこんな対応をする
本人はどう感じているのか聴く
そもそも「仕事ができない」という言い方が気に入らなくて、「仕事が苦手」なだけだと思うのです。「できない」のではなく、「やり方を知らないだけ」「たまたま苦手なことをやっているだけ」だと思います。
だから僕はまず、仕事が苦手な人に対して、本人的にはどのように感じているかを聴きます。
- 仕事は楽しいのか?
- 嫌なことはないか?
- やりたいことはあるか?
「仕事ができない」と口に出すくらいなので、たぶん、もっと仕事ができるようになって欲しい状況だと思うのです。そのためには、相手のことを知らなければ、適切な改善策を提示できる気がしません。
良いところを探してあげる
次にやることは、その人の良いところを探す手伝いをしたいです。
僕は、ストレングスファインダーやウェルスダイナミクス、エニアグラムなどの自己診断ツールのことをよく知っているので、それらを参考に考えます。
たぶん、ウェルスダイナミクスの周波数がどこに分類されるのかを見定めるのが、一番効果的だと思います。ウェルスダイナミクスは、チームで仕事をするときに役立つ考え方が詰まっているのでね。
直感的なのか?五感的なのか?外向的なのか?内向的なのか?など、良いところを探す努力をしたいです。
居場所を作ってあげる
本人の考えを聞いて、良いところを見つけることができたら、職場に居場所を作ってあげれるようにしたいです。
仕事の量を調整したり、集中しやすい環境を作ることはできるはずです。1人で黙々と仕事をするのが好きなのであれば、なるべく話しかけないようにしたり、話しかけられにくい机配置を考えたいです。
相手のことを信じ続けたい
先ほども言いましたが、やっぱり「仕事ができない」人はいないと思うのです。ただ、今やっている仕事が、たまたま苦手なだけ。そのため、絶対に、その人に合った仕事というのは見つかるはずなのです。
「アイツは仕事ができない」と嘲笑っていた2人は、どんな仕事でもできないと言っていましたが、僕は、そんなことないと思っています。
相手のことを信じて、話を聴いたり、一緒に考えたり、何かを変えていったりすれば、きっとその人が輝ける場所は見つけられるはずです。
以上が、ムカつきながらも、自分だったらどう対応するかを考えたことです。
もし、あなたも「アイツは仕事ができない」と感じてしまったら、相手の話を聴いてあげることからやってみてくださいね。信じれば、きっと変わってくれるはずですよ。