転職の思考法を読了して、「読む前に転職が決まらなくてよかった」と安心している話
なかなか転職先が決まらないので、著書「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法 by 北野 唯我さん」を読んだのですが、
と、ものすごく安心しました。
なぜなら、転職活動について、相当自分の頭で考えていたのですが、足りないことだらけだったと気が付けたからです。
そしてまた、本書にある「自分の市場価値を高める」という考えと出会えたことで、「転職の軸」を確立することができました。
そのため、本書を読む前と読んだ後の今とでは、転職についての考え方が、ガラッと変わっています。
ではもっと詳しく、「読む前に転職が決まらなくてよかった」と安心している理由について紹介していきます。
転職活動に悩んでいる方は、ぜひ読み進めてみてください。
自分の頭で考えただけでは、転職できなかった
転職活動を行うことに対して、非常に大きな勇気を使いました。
本書では、転職に対して、恐怖を感じる理由として、
転職というのは多くの人にとって「初めての意思決定」だからだ。
と言われています。
確かに、新入社員として入社する会社を決めたときよりも、転職すると決めたときのほうが、絶対に大きな決断でした。
それくらいに大きな決断だったので、僕は、転職について、トコトン考えていたつもりでした。
- 自分の強みは何か?弱みは何か?
- 得意なことは何か?やりたくないことは何か?
- どんな仕事をしたいのか?誰と仕事をしたいのか?
などなど、Scrapboxに自分の思いを文章化し続けました。
そうした上で、履歴書を作成したり、面接を受けていたので、すぐに自分の思いとマッチした転職先と出会えると考えていました。
しかし、現実は、そうは甘くはありません。
と思って面接を受けても、お断りの連絡を受ける日々が続いていたのです。
このことは、僕にとっては、かなり堪えました。
失恋を短期間に繰り返している感覚になったので、ショックは大きかったです。
転職の思考を読んで、「転職の軸」を確立することができた
かなり落ち込んでいるタイミングで、これからの転職活動をどうしようか迷っていました。
- 今のまま、数を打てば当たる作戦を続けるのか、
- それとも、別の転職エージェントに登録すべきなのか、
- いっそのこと、転職を諦めてしまおうか。
このように悩んでいたタイミングで出会ったのが、「転職の思考法」という書籍です。
本書には、転職にまつわる「思考法」が、明確に記されていました。
特に、僕に役立ったのは、どのような軸で、転職を決めるのかという基準でした。
本書の言葉でいうと、「自分の市場価値を上げる」ために、転職を行うというものです。
自分の市場価値とは、次の3つの軸によって決まります。
- 技術資産
- 人的資産
- 業界の生産性(一人あたり)
自分の市場価値を上げることで、いつでも転職できる状態になることができます。
なので、自分の市場価値を上げるためには、どこに身を置けばいいかを考えればいいという、転職の軸を持つことができました。
そのため、転職を諦めようか迷ったときも、「ここにいて、自分の市場価値は上がるのか?」と問いただせばいいですし、
転職先の会社で迷ったときも、「ここで働くと、自分の市場価値は上がるのか?」というように考えれば、迷いはなくなります。
この考え方に出会えたことが、僕にとっては非常に大きかったです。
▼自分の市場価値についての解説記事はこちらです。
転職活動するなら、まず「転職の思考法」を読むべし
「転職の思考法」を読んで、心から
と思っています。
すんなりと転職が決まった後で、本書を読んでいたら、きっと後悔していたと思います。
それくらいに、本書を読んで、転職の軸を見つけられたことがよかったです。
本書には、他にも、これから伸びる業界の見極め方や「やりたいことがない」人へのアドバイスなど、転職にまつわる思考法が、ふんだんに記されています。
これから転職活動をしようと思っている人、転職活動をしているけど決まらずに悩んでいる人は、ぜひ「転職の思考法」をチェックしてください。
僕の転職活動に、大きな影響を与えてくれた本なので、とってもおすすめです。