転職したいけど、やりたいことがない人はどうしたらいいのか【転職の思考法】
著書「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法 by 北野 唯我さん」で紹介されている考え方をもとに、
について解説します。
やりたいことがないと、何を軸に転職活動を進めたらいいか分からないですよね。
どうせやるんだったら、「好きなことを仕事にしたい」という思いはありつつも、
「仕事として、どうしてもやりたいような好きなことはない」
という気持ちも抱えているのではないでしょうか。
安心してください。
「転職の思考法」を読めば、この気持ちを解消してくれる考え方と出会うことができます。
痛快なのは、この一言。
どうしても譲れないくらい「好きなこと」など、ほとんどの人間にはない
では、どうしたらいいのかというと、
むしろ必要なのは、心から楽しめる「状態」なんだ
ということです。
では詳しく、「転職したいけど、やりたいことがない人はどうしたらいいのか?」について解説していきますね。
仕事を楽しんでいる人間の特徴2つ
本書では、仕事を楽しんでいる人間は、次の2種類がいると言われています。
- to do(コト)に重きをおく人間・・・何をするのか、で物事を考える。明確な夢や目標を持っている
- being(状態)に重きをおく人間・・・どんな人でありたいか、どんな状態でありたいかを重視する
to doに重きをおく人間は、野球選手になりたいとか、音楽家になりたいとか、マーケッターになりたいとか、分かりやすい夢を持っている人たちのこと。
しかし、おそらくこの記事を読んでいるあなたは、後者の「being(状態)に重きをおく人間」ですよね。
本書では、世の中の99%の人間が、being型だと言われています。
「やりたいこと」より「状態」を重要視するタイプです。
being型の人間が心地よく感じる「状態」とは
being型の人間が心地よく感じる「状態」には、2つの側面があると言われています。
- 自分の状態:主人公は適切な強さか。主人公は信頼できるか
- 環境の状態:緊張と緩和のバランスは心地よい状態か。
RPGのテレビゲームを想像したら、分かりやすいかと思います。
主人公が強過ぎても、弱過ぎても、きっとゲームは面白くありませんよね。(自分の状態)
雑魚敵ばかり、強敵ばかりのゲームだったら、すぐに嫌になってしまいますよね。(環境の状態)
この2つの「状態」のバランスが、最適になるところに身を置くことで、being型の人間は、楽しく仕事をすることができるのです。
being型の人間が、好きなことを見つける方法
being型の人間にとって、「状態」が大事ということですが、ある程度のレベルの好きなことを見つけることも可能だと言われています。
- 他の人から上手だと言われるが「自分ではピンとこないもの」から探す方法
- 普段の仕事の中で「まったくストレスを感じないこと」から探す方法
being型の人間は、好きなことがないのではなくて、見失ってきたのだそう。
そのため、紹介した2つの方法で、「できること」に注目し、好きなことを思い出していくことが必要なのです。
他にも、僕からのオススメの方法は、日記を書くということです。
毎日日記を書くことで、好きなことや嫌なことなど、自分自身のことが、深く分かってくるのです。
日記は、心地よい「状態」や好きなことを見つけるのに、大いに役立ちますよ。
▼日記の書き方を紹介している記事がありますので、参考にしてみてください。
自分にラベル・キャッチコピーを貼ってみる
本書では、自分の好きなことがわかったら、今度は、「ラベル」「キャッチコピー」を自分自身に貼ることをオススメされています。
- 新規開拓の鬼
- 既存顧客のニーズ汲み取りエース
- プロジェクトのリスク掃除人
こうしてラベルをつけることで、
そのラベルがより強固になるか
という判断軸が生まれるので、仕事を選ぶ基準とすることができるのです。
まとめ
著書「転職の思考法」の考えを元にした、
に対する回答は、次のとおりです。
- 自分が「to do型」の人間か、「being型」の人間かを見極める
- being型の人間と分かれば、心地よい「状態」を探す
- 好きなことを見つける
- 自分に、ラベル・キャッチコピーを貼る
やりたいことがなくても、自分にとって、最高の転職をすることは可能です。
不安を抱えているかもしれませんが、安心してくださいね。
他にも、転職に関する記事をたくさん書いていますので、合わせてチェックしてみてください。