【要約まとめ】知識を操る超読書術 by メンタリストDaiGoさん〜読書の効果を上げるメソッド集〜
メンタリストDaiGoさん著「知識を操る超読書術」の要約まとめを紹介します。
本書を読めば、今までどうして本を読んでも覚えていられなかったり、活用できなかったのかが分かるようになります。
そして、効果的な読書法を学べるので、これからの読書人生に大きな効果を与えてくれること間違いなしです。
僕は、本のことが大好きなので、いわゆる「速読」にも挑戦してきましたが、本書の中で、ことごとく否定されています。
ただ、その理由は科学的根拠付きでDaiGoさんの解説もあるので、納得感しかありません。
この記事では、あなたが最も気になる読書の効果を上げる方法に絞ってお伝えしていきますが、他にも、目から鱗な知識が詰まっています。
普段からよく読書をしている人に、とってもオススメなので、ぜひ手に取ってみてください。
本を読む前にやるべき3つの準備
効果的な読書というのは、本を読む前の「準備」が非常に重要だと言われています。
読書した内容をアウトプットできるかどうかは、準備によって、7割程度が決まってしまうとのこと。
そこで本書では、「準備」にまつわる3つのテクニックを紹介してくれています。
メンタルマップ
メンタルマップとは、自分の人生の目標や行動を箇条書きにして視覚化したもの。
僕たちは、何か行動を起こすときに、やるべき理由やメリットなどを感じていますよね。
しかし、時が経てば、「なぜ始めたんだっけ?」と忘れてしまうこともしばしば。
そして、モチベーションが保てなくなって、何も達成できずに終わってしまいがちです。
こんな状態を防ぐために、メンタルマップを活用します。
やることは単純で、読書の前に、次の3つのことを箇条書きするだけ。
- なぜ、この本を読もうと思ったのか?
- この本から何を得たいのか?
- 読んだ後、どういう状態になりたいとネガっいてるのか?
この3つのことを書き出して、読書中、手に届くところに置いておくのが有効です。
そうすると、本に対する興味を取り戻すことができて、集中力を高められるとのことです。
キュリオシティ・ギャップ
「自分があらかじめ持っている知識」と「本の中に書かれた自分が知らない知識」の差を意識することが好奇心を刺激し、内容が記憶に残りやすくなります。
キュリオシティとは、「好奇心」のこと。
この好奇心とのギャップをうまく利用すれば、記憶への定着力は、格段に向上付くようです。
具体的には、本を読む前に、これから読む本について、すでに知っている内容を書き出します。
次に、目次や巻末などを読んで、興味が湧いたことを書き出します。
たったこれだけで、知っている知識と知らない知識のギャップが生まれるので、本に対する興味が湧いてきます。
その結果、記憶への定着度合いも増すというわけです。
そしてさらに、本の中から、自分にとって必要な部分も明らかにできるので、読まなくてもいい部分がわかり読書スピードも向上します。
セルフテスト
セルフテストとは、自分の現在地を知るための準備のことです。
メルボルン大学の研究チームによって、どういうところで読書に躓いてしまうかが明らかにされています。
本を読む前に、このチェックリストを見て、事前に対策を打つことで、読書効率を上げられると言われています。
- 十分な時間とモチベーションが足りない
- 集中力の維持ができない
- 読むスピードがなかなか早くならない
- ボキャブラリー不足
- 本のどの部分に集中すべきか選べない
- 新しい理論、細かい情報を理解できない
- メインのポイントと議論のポイントがつかめない
- エビデンスの価値が測れない
- 本の内容を理解するための背景知識や経験がない
- 馴染みのない分野である
本書の中では、DaiGoさんによって、これらの解決策が紹介されています。
特に、読書に対して苦手意識がある人に役立つはずなので、ぜひチェックしていただきたいです。
理解力と記憶力を高める5つの読み方
僕が本書を読もうと思った理由は、まさに、この部分が知りたかったからです。
どうすれば、理解力と記憶力を高められるのだろうというマインドマップを持って、読み進めました。
本書では、5つの方法が紹介されていたので、早速、取り入れていきます。
その5つの方法とは、こちらです。
「予測」読み
予測読みは、本の表紙や目次から、どんなことが書かれていそうかを予想しながら読む方法です。
読む前に、予想した内容をスマホなどにメモしておいて、読み終えた後に、予想通りかをチェックします。
ポイントは、予想した内容が書いてありそうなところから読み進めること。
必ずしも、最初から読む必要がないところが大切なことです。
きっと予想した内容は、本を読む動機と直結しているので、記憶への定着力も抜群になるはずです。
「視覚化」読み
視覚化読みとは、書いてある内容を、映像的に膨らませる読み方です。
文章ばかり書いてある本よりも、イラストやマンガがある本の方が、読みやすくて記憶にも残りやすいですよね。
その理由は、「ストーリー」があるからだと言われています。
そこで本を読むときには、重要なキーワードを抜き出し、脳内でストーリーを作りながら読むことがおすすめされています。
ちなみに、DaiGoさんは、マインドマップを使って、視覚化しているそうですよ。
「つなげ」読み
「つなげ読み」は、読んでいる本を自分の持っている知識や体験などと結びつけ、理解度を高める方法です。
本を読みながら、自分の知識や体験、世の中の出来事などを思い浮かべることで、理解度が高まると言われています。
確かに、自分との関連性が強ければ強いほど、内容を覚えやすいというのは実感があります。
本をただ読むのではなく、自分との関連性を探しながら読むというのは、今すぐにできそうな方法ですね。
「要するに」読み
「要するに、こうでしょ!」と、自分なりに要約することで、記憶にも残りやすいとのことです。
ポイントは、短く感想や印象を書き添えることだそう。
内容と感情を組み合わせることで、脳に刻まれやすいようです。
「しつもん」読み
本を読みながら、著者にツッコミを入れるという方法も役立ちます。
実際に、著者のことは知らないでしょうが、本を読みながら浮かんだ疑問は、きっと本の中に答えが書いてあるはずです。
そのため、ツッコミを入れながら読んでいくことで、内容をより深く理解できるようになるというもの。
こうして読み進めることで、要点を絞って読めるようになって、人に伝えられるほど記憶にも残るようになるようです。
まとめ
僕は、読書が大好きなので、どうやったら早く読めるだろうか?理解度や記憶力を高められるだろうか?と日頃から考えまくってきました。
また、フォトリーディング講座も受講したこともあります。
そんな僕が本書を読んで思ったのは、あらゆる読書術が、この一冊に詰まっているということ。
DaiGoさんは速読を否定されていますが、僕が知っている速読術の一部も、紹介されています。
なので、巷に溢れている速読術の中から、科学的にいいとされている方法がまとめられているという印象です。
内容はどれも、過去の経験値も踏まえて、実践したら効果がありそうな気がするものばかり。
これからの読書人生に役立つこと間違いなしの内容なので、読書好きの方には、ぜひチェックしてもらいたい一冊です。