【要約まとめ】心の地雷を踏まないコツ・踏んだときのコツ by根本裕幸〜人間関係をラクにする方法〜

【要約】心の地雷を踏まないコツ・踏んだときのコツ by根本裕幸【人間関係をラクにする】

心理カウンセラー 根本裕幸さん著「心の地雷を踏まないコツ・踏んだときのコツ」の要約を紹介します。

本書は、心の地雷を踏んでしまいがちな人にオススメです。僕も、心の地雷を踏んでしまいがちな人の一人。そして厄介なことに、悪気がまったく無いので、自分では無自覚なのです。知らないうちに心の地雷を踏んでしまっているので、どうやって対策すればいいかが分かりませんでした。

そこで本書を読むことで、心の地雷を踏みやすい自分は「どんな特徴があるのか」「踏まないコツはどんなか」について学びました。正直言って、本書に書かれていることは、僕の取扱説明書かのように思い当たる節がいっぱいありました。チクリッとする文言が多くありましたが、これからの対策となることを知ることができました。

「もう心の地雷を踏んでしまって、人間関係をギクシャクさせたくない」こう思って読み始めた本書ですが、自分がやってしまいがちなことを知れたので、今までとは違った人間関係を築ける自信が湧いてきています。

では早速、根本裕幸さん著「心の地雷を踏まないコツ・踏んだときのコツ」についてお伝えしますね。

心の地雷とはなにか?

何気ない一言で、相手を怒らせてしまって、人間関係がギクシャクしたことはありませんか?実は僕、なんども経験してしまっています。こちらに悪気は全くないのですが、つい口走ってしまったことで、相手を傷つけてしまっていたようです。そして、その人との関係が、不穏な感じになってしまうことがありました。

そもそも「なぜ相手が怒ってしまうのか」「心の地雷とはなんなのか」について、心理カウンセラー 根本裕幸さんは、次のように言われています。

私たちはパーソナルスペースを持っていて、その中に他人が入ってくると違和感、嫌悪感を持ちます。
私たちは自分の心を傷つけないためにパーソナルスペースを持ち、その境界線上で相手と付き合おうとします。
この自分と相手との間にあるライン、つまり心の境界線を「バウンダリー」といいます。

つまり、相手との距離が不用意に近づきすぎてしまったときに、相手の地雷を踏んでしまうということでしょう。思い返してみれば、突然にデリケートな話をされたりすると、ドキッとした経験はあります。怒らないにしても、「なんだこの人!いきなり距離がめちゃ近い!」とビックリしたことは何度も思い出されます。

心の地雷というのは、突然バウンダリーを超えたことによって、爆発してしまうようです。そしてまた、触れられたくないような痛み(失敗や恥など)を刺激されると、より爆発しやすくなってしまうようです。

心の地雷を踏みやすい人の特徴

ではここからは、心の地雷を踏みやすい人の特徴を紹介します。まるで僕の自己紹介をしているようなので、笑いながら読んでいただけると嬉しいです。

自慢話をする

自慢話をする人は自信がありません。だから、常に不安と怖れを感じてしまい、周りの目線や評価がすごく気になります。そのために自己主張したり、正しさを声高に訴えたりして、周りの人からの攻撃を心理的に「防衛」しようとするのです。

読んでいて辛かったですが、まさに僕のことです。自信がないがために、声高に自分のすごさをアピールしようとします。本当に自信がある人なら、そんなことをしなくても自信があるはずなので、わざわざ自分で自信がないことをアピールしているような行為です。

自慢話ばかりする人は、コミュニケーションが自分だけの一方通行になりがちです。相手のことを気にすることなく自分の気持ちを投げ込むので、受け取った相手の地雷にヒットしやくすなってしまうのです。

完璧主義

自分自身に完璧さを求めているために、それを投影して周りの人の粗もよく見えてしまいます。だから、周りにも完璧さを求めるようになってしまうのです。

他人に完璧さを求めるということは、他人をコントロールしようとしていることと同義です。なので当然、他人が触れられたくない心の地雷に対しても、意見してしまうというわけです。

正論を言う

正論を言うということは、「あなたは間違っている」と論理的に突きつけていることになります。そんなことをされたら、いい気分になるわけがないですよね。言われた方にとっても、正論なので反論のしようもありません。

自分をそんな気分にさせる人は遠ざけたいと思うのが人の心理。だから、正論を言うのはまるで、「私を嫌ってください!」と言っているのと同じようなものなのです。

心の地雷を踏まないコツ

では一体、どうやったら心の地雷を踏まなくて済むのでしょうか。根本裕幸さんは、いくつかのコツを紹介してくれています。

相手の気持ちを聞くクセをつける

気持ちをわかってもらう、ということが人にとっては何よりも大切なことなのです。

コミュニケーションのスペシャリスト 野口敏さん著「誰とでも15分以上 会話がとぎれない!話し方66のルール」のなかにも、「気持ち」にフォーカスすることの重要性が述べられていました。気持ちに注目するクセをつけると、人間関係はスムーズになって、地雷を踏んでしまう可能性を大きく減らせるようです。

真意をちゃんと伝える

褒めたつもりが傷つけた!?

なんてことは、経験ないでしょうか。この場合、こちらは褒めたつもりでも、相手は褒められたと受け取っていないのです。

なのでもし、褒めたつもりでも傷つけてしまったときは、「私は、褒めたつもりで言っていますよ」と伝えることが大事です。

「相手ありき」で考える

相手に配慮しているんだ、ということを態度で示すことができれば、多少場を乱しても相手は寛容に受け止めてくれます。

僕がよくやってしまうことなのですが、「自分は間違っていない」という思い込みを発動させていませんか?その結果、居場所がなくなっていくことがよくあります。

地雷を踏みやすい人は、「相手の気持ちになってみる」ことが苦手な人が多いと思います。けどそこをグッとこらえて、「相手ありき」という態度を示すことで、地雷を踏まずに済む可能性が大きくなります。

心の地雷を踏んでしまったときのコツ

根本裕幸さんは、心の地雷を踏んでしまったときのコツも紹介してくれています。

怒らせないのは難しい

「タブー(禁忌の心理)」というのがあります。「〇〇しないようにしようは〇〇してしまう法則」とも呼びます。

つまり、怒らせないようにしようとするのは、怒らせてしまうということです。なので根本裕幸さんは、こんなことを言っています。

私は、怒らせないようにする努力よりも、謝り方をトレーニングした方が効果的だと思っています。

こういった、失敗したときの対応方法を身につけておく方が、よい人間関係を築けるそうです。

確かに、「ラーメンは食べないようにしよう」と思っていると、無性にラーメンが食べたくなったりしますよね。こんなとき、ラーメンを食べないことではなく、ラーメンを食べたあとに野菜を食べたり運動をしたりして、健康維持する方法を考えた方が効果的なのと同じだと思いました。

自己攻撃をなくす

「自分のことを責めなくなると、相手から責められることがなくなる」のは心理学的によくあることなのです。これは心理学の基礎中の基礎、「投影の法則」の1つです。

「私は地雷を踏んで怒られても大丈夫」と思っていれば、相手から責められることかなくなるという法則だと思います。このように「私は大丈夫」と思えるようになるためには、自己肯定感を上げることが必要なのだそう。

自己肯定感が大切、というのは「ダメな自分でも許されている」とか「私の欠点もまた私」という思いに至ることです。

このように自己肯定感が高い状態になると、地雷を踏んでしまっても「私は大丈夫」と落ち着いて対応ができるようになります。ちなみに自己肯定感をあげる方法は、根本裕幸さん著「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」に詳しく紹介されていますよ。

人間関係をラクにしたい

心の地雷を踏んでしまうと、その人との関係性が、途端に窮屈になってしまいます。なので、できることなら心の地雷を踏みたくありません。けどしかし、心の地雷を踏んでしまったとしても、相手との関係を修復できれば問題ありません。

そこで本書からは、心の地雷を踏んでしまいがちな人の特徴と、踏んでしまったときのコツを学ぶことができました。この点を学ぶことができたので、きっと今までと違う人間関係を築くことができる自信が沸いています。自分がやってしまいがちなことを、知っていると知らないでは、大違いですからね。

これからは、地雷を踏んでしまうことに怯えることなく、人間関係をもっとラクにしたいです。そうしたらきっと、人生がもっと楽しくなりそうですよね。

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この記事を書いた人

ぞの

こんにちは、"ぞの(@z02n05)"です。会社員をしながら、ブログ執筆やPoints of Youコーチング、タスクシュート個人セッションなどの活動をしています。当サイトでは、「人生ネタだらけ」をモットーに、リアルな体験談を記事にしています。仕事が忙しい方や人間関係に悩む方に、よく読んでいただいてます。