【要約まとめ】ピロリ菌やばい by堀江貴文さん〜胃ガンを防ぐためにできること〜
ホリエモンこと堀江貴文さん著/予防医療普及協会監修の「ピロリ菌やばい」の要約を紹介します。
本書は、胃ガンで早死にしたくない人にオススメです。ガンと聞いたら瞬時に「死」を連想してしまいがちですが、予防することによって、防げる可能性が高いことがわかってきています。
胃ガンに関しては、原因の99%は「ピロリ菌」によるものだと分かっているので、きちんと除菌さえすれば、胃ガンのリスクを劇的に減らすことができるのです。しかも、除菌の方法は、あなたの想像以上にお手軽ですよ。
では早速、堀江貴文さん著/予防医療普及協会 監修 の「ピロリ菌やばい」についてお伝えしますね。
「ピロリ菌やばい」の概要・目次
「ピロリ菌」と、どこかで聞いたことはありますよね。正式名称は、「ヘリコバクター・ピロリ」といって、オーストラリアのロビン・ウォーレンとバリー・マーシャルが発見しました。
昔は、胃にはバクテリア(細菌)が住めるはずがないと考えられていましたが、1976年ごろから二人が研究を進めて、1983年に胃酸の中でも生きることができる細菌がいると認められました。そして、1994年に、世界保健機関(WHO)により、「ピロリ菌は、胃がんの原因である細菌だ」と認定されました。
この発見は、世界の常識が覆されるほどのインパクトがありました。2005年には、ロビン・ウォーレンとバリー・マーシャルは、ノーベル医学生理学賞が贈られました。
しかし、日本では、それほど騒ぎになっていません。日本では胃ガンにより、毎年約5万人もの人が亡くなっているにも関わらず、どこか他人事のようです。
参考:最新がん統計:[国立がん研究センター がん登録・統計]
そこで本書の著者ホリエモンこと堀江貴文さんは、予防医療普及協会と協力して、“「ピ」プロジェクト”というピロリ菌による胃ガンでの死をなくすプロジェクトを行なっています。
「ピ」プロジェクトのホームページを読んでもいいですし、本書を読んでもいいので、ピロリ菌を知れば、あなたが胃ガンになるリスクを減らすことができます。
僕はあなたに、胃ガンで亡くなって欲しくないので、この記事を読んだ人は、必ず予防をしてくださいね。
<ピロリ菌やばい 目次>
第1章 これでいいのか、日本の医療
第2章 もっと予防に時間と金を使おう
第3章 ピロリ菌ってどんな菌?
第4章 毒性が強い日本のピロリ菌
第5章 遅れているピロリ菌対策
第6章 除菌によるデメリットはないのか
第7章 ピロリ菌に感染しているかどうかを検査する
第8章 除菌と除菌後の注意
第9章 日本のためにもピロリ菌を制する
第10章 僕は早死にするわけにはいかない
胃ガンを防ぐためにできること
予防のために時間とお金を使う
胃ガンの原因は、99%がピロリ菌によるものだと分かっています。これが意味するところは、ピロリ菌さえ除菌すれば、胃ガンになる確率が激減するということです。
しかし、これを知ったからといって、本気で予防しようと思う人は、いったいどれだけいるのでしょうか。あなただったら行動に移していただけると思っていますが、日本人の多くは、予防のために時間やお金を使いませんよね。
病気になってからでは、病気も治りにくい上に、痛みに苦しむことになってしいます。通院によって時間も取られますし、医療費も発生します。周囲の人にとっても、大きな負担となってしまいます。
生命保険への加入率が90%近いことが象徴するように、どうも「治療」に目が向けられがちです。その考えを排除して、とにかく予防に時間とお金を使いましょう。治療のしやすさを考えたって、早期発見がいいに決まっています。
ピロリ菌に感染しているか検査する
こと、胃ガンの予防のためには、ピロリ菌に感染しているかどうかを調べる必要があるのですが、自己診断は不可能に近いようです。
そのため、まずできることとしては、”「ピ」プロジェクト”のホームページにある「ピロリ菌感染度診断」があります。僕が試してみたところ40%でしたが、実際に検査したら、感染はしていませんでした。1分あればできますので、ぜひやってみてください。
感染していたら除菌する
もしピロリ菌に感染していたら、除菌治療をする必要があります。家族などに感染する可能性があるので、判明したら素早く対応しましょう。
除菌治療には、2種類の抗生剤と胃酸の分泌を抑制する薬の合計3種類が用いられるそうです。1週間ほど服用すれば、約7割が除菌に成功するよう。
その後、1ヶ月ほど経った後に、再度、ピロリ菌が除菌できているかを確認します。そこでまだ感染していたら、もう一度、3種類の薬を服用すれば、98%除菌できるようです。
ただし、これだけやっても100%胃ガンにならなくなると言うことはできません。堀江貴文さんは、除菌しても年に1度くらいは、胃ガンになっていないかをチェックして欲しいと訴えています。
とにかく予防が大事
胃ガンは、防ぐことができる病気です。100%防ぐことができるとは言えませんが、劇的にリスクを減らすことはできます。
実は僕は、20代ですが人間ドックを定期的に受けるようにしていて、その都度、ピロリ菌の検査を受けています。幸いにも、ピロリ菌に感染はしていませんでしたが、もし感染していたとしても、早めに対応していればガンになることは少ないはずです。
病気になってから治すのではなく、そもそも病気にならないように努力した方が、自分にとっても周囲にとっても、絶対に幸せですからね。あなたも、まずはピロリ菌の検査を受けるところから始めてみてくださいね。