【要約まとめ】40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法 by 寺澤 伸洋さん〜仕事で実践できるロジカルシンキング本〜
GAFAで部長をしている寺澤 伸洋さん(以下、てらっちさん)著「40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法」の要約まとめを紹介します。
本書は、電子書籍で発売された「40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ仕事に対する考え方」のリメイク版。
僕は、そちらの本もがっつり読み込んでいたのですが、新たに発売された本書も購入してしまいました。
その理由は、著者のてらっちさんが尊敬する友人であるということもありますが、書いてある内容が有益すぎるからというのが1番の理由。
本の中で紹介されていることをいくつか実践してみたら、職場での変化を感じたのです。
そこでこの記事では、「どういったことを試してきたのか」「これから何を試そうと思ったのか」という視点から、要約まとめをお伝えしていきます。
てらっちさんの元上司であるNさんとの会話形式で進んでいく本書は、僕たちの職場での活用シーンを思い浮かべられるので分かりやすいです。
ロジカルシンキングは大事だと思っているけど、なかなか実践できない人に、めちゃくちゃオススメです。
▼前作の要約まとめはこちらです。
【要約まとめ】40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ仕事に対する考え方 by 寺澤伸洋さん〜仕事で役立つロジカルシンキングが学べる本〜
実践して効果ありだったロジカルシンキング
A3の紙に書き出す
思考はまずA3の紙に鉛筆で書き出そう
僕が前作を読んで、真っ先にやったことはこれでした。
なぜA3をオススメされているかというと、
思考の広さ・深さは書いているキャンパスの広さに比例する
というNさんからのアドバイスがあったから。
それでいて、鉛筆で書くことで、間違えたら消すことができるので、「書く」というハードルを下げてくれます。
これ、やってみると分かるのですが、A4やB5で考えをまとめていたときと、本当に思考の広がり方が変わります。
水槽の中で暮らしていた魚が、海に飛び出して行ったような感覚とでもいうのでしょうか。
一気に視界が広がったように感じて、自由な発想ができるようになったのです。
以来僕は、仕事場にも家にもA3コピー用紙を用意して、何か考えるときは、すぐに手に取るようになりました。
考えることが、今まで以上に楽しくなってきましたよ。
積極的に議事録を作成する
議事録を作成する仕事って、正直、めちゃくちゃめんどくさいですよね。
僕も、今やっているプロジェクトでは、一番下っ端になるので、いつも議事録を作らされていました。
けどしかし、本書に書いてある考え方を知って、議事録に対するイメージが変わりました。
・議事録は自分の身を守るために有効であること
・議事録には「目的」と「決定事項」を端的に書き、参加者が漏れなくアクションを取れるようにすること
この考えを知ったことで、
会議後の無駄な調整がすべてなくすことができるな
と気がつけたのです。
今までは、「あそこで言ってたことって、誰がやるんだっけ?」「前、そんな話ししてたっけ?」みたいな無駄が多かったんです。
これを無くすことができると思っただけで、議事録作成がめんどくさいという気持ちがなくなりました。
スピードを重視する
もともと僕は、完璧さよりもスピードを重視しながら仕事をしていました。
後輩にもよく
80点でいいから、早くアウトプットを出そう
と言っていたほど。
けどしかし、本書では、
完璧主義よりも、50%くらいで相手に渡すほうがよっぽどいい。
とまで言われています。
その理由は、次の3つ。
1.依頼主の意見を聞いて対応する時間ができる
2.完璧さを求めると時間がかかりすぎる
3.仕事は自分の手もとにないほうが進む
どれも、納得できることばかりです。
このため僕は、80%を目指すのではなく、50%でもいいからスピード重視を心がけるようになりました。
そしたら、手戻りは発生してしまうものの、早い段階で軌道修正ができるようになるので、アウトプットの質は上がったような感覚があります。
個人的には、上司との認識の違いを減らすことができるようになったのが大きな変化です。
なので、完璧主義になりがちの人は、50%くらいでアウトプットすることをオススメします。
これから実践しようと思うロジカルシンキング
因数分解で考える
前作に引き続いて読んだ本書では、1番のメッセージである「考えること」を実践したいと強く思いました。
そもそも「考える」とは何?と、普通の人なら思いますよね。
本書では、このように言われています。
「考える」とは「因数分解」すること
加えて、Nさんはこのように説明してくれています。
分解は、「分ければ解る」と書くでしょ?だから、大きなところから細かく分けていくんだよ。
あたらめて自分の思考回路を見つめ直したときに、
自分が「考えてる」って思っていたことは、ただ単に、「思いつく」だけだったんじゃないか
ということに気が付いたのです。
そして、考えと考えが紐づいていないから、仕事でもプライベートでも成果が出せないんじゃないかという仮説が生まれました。
なのでこれからは、「因数分解で考える」をやっていこうと意気込んでいます。
▼「考えることと思いつくことの違い」については、てらっちさんのこちらの動画で解説されています。
ポイントを押さえて話す
もう一つ、自分ができていないと思ったことは、「ポイントを押さえて話す」ということ。
僕って、人に何かを説明するのが、めちゃくちヘタクソなんです。
よく相手に「どういうこと?」と言われがちです。
その理由は、いらない情報まで話してしまっているからではないかというのが、僕の仮説です。
つまり、ポイントを押さえて話すことができていないので、相手に伝わっていないということ。
これも多分、「因数分解で考える」ができていないことも要因かと思いますが、これから意識して取り組んでいきたいことです。
ひとまずこれからは、「ポイントは何か?」を箇条書きにしてから、人に話しかけることを習慣にします。
まとめ
僕はいつも、「30分で本を読む」と、ダラダラ読み込んでしまわないように決めているのですが、本書は、1時間以上も時計の存在を忘れてしまっていました。
一つ一つのトピックが、自分ごとに当てはまり過ぎて、「どうやって人生に活かそうか」といちいち立ち止まってしまったんです。
特に立ち止まったポイントが、ご紹介した「因数分解で考える」「ポイントを押さえて話す」というところ。
どうも成果が出ていないな、話が人に伝わっていない気がする、と思っていたところなので、目から鱗のロジカルシンキングでした。
本書は、20代だったてらっちさんと上司のNさんとの会話形式なのですが、まるで自分が、てらっちさんの立場になったつもりで読むことができます。
だから、Nさんに質問されているような感じがして、ものすんごく頭を働かせながら読むことになってしまうのです。
ただ、頭を働かせてしまうということは、それだけ有益な情報がたくさんあるということ。
僕が思うに、全サラリーマンにとって、役立つロジカルシンキングが紹介されているので、本気でオススメの書籍です。
ぜひ、てらっちさんの本を手にとってみてください。
▼前作の要約まとめはこちらです。
【要約まとめ】40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ仕事に対する考え方 by 寺澤伸洋さん〜仕事で役立つロジカルシンキングが学べる本〜