【要約まとめ】エッセンシャル思考〜生産性を上げる「より少なく、しかしより良く」の考え方とは〜
グレッグ マキューン氏著「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」の要約まとめを紹介します。
本書では、21世紀を生きる人が、絶対に身に付けるべき思考術を学べます。
その思考術とは、
より少なく、しかしより良く
というもの。
大量のモノや情報、ヒトなどが溢れている現代において、自分にとって重要なものだけにフォーカスして生きていく方法が記されています。
一昔前だったら、目の前に現れたものすべてに対応していれば良かったかもしれませんが、現代では、とてもじゃありませんが処理しきれません。
ただしかし、それでもすべてを処理しようとしているが故に、生産性を上げることができない状況に直面しているわけです。
本書では、本当に必要なわずかな事柄に取り組むための思考術「エッセンシャル思考」を知ることができます。
では早速、「エッセンシャル思考」の要約まとめをお伝えしていきますので、ぜひ続きをご覧ください。
エッセンシャル思考とは
エッセンシャル思考を一言でいえば、
より少なく、しかしより良く
という思考術です。
世の中にある大半のものは、ノイズであり、本質的なものはほとんどないと言われています。
一見、チャンスだと思われるようなことでも、本当に重要なことは滅多にありません。
こうした前提の中、エッセンシャル思考を身に付けることができれば、あなたにとって、必要不可欠なものを見分けられるようになります。
不要なもの、誤ったものを排除し、正しいことをやり遂げるための技術。
それが、エッセンシャル思考です。
エッセンシャル思考の実践
見極める技術
エッセンシャル思考を実践するためには、重要なことを見極めるところから始まります。
「自分は何が大好きか?」
「自分は何がいちばん得意か?」
「世の中の大きなニーズに貢献できるのは何か?」
これらの質問によって導き出された答えこそ、あなたにとっての、重要な事柄なはずです。
答えを探すのに時間はかけ過ぎてしまっても問題ありません。
どうか立ち止まって、じっくりと見極めてください。
捨てる技術
エッセンシャル思考の持ち主は、「ノー」と断ることができる人でもあります。
人から頼まれてたら嬉しくて引き受けてしまいがちですが、それがあなたにとって、重要なことであることは少ないでしょう。
そのため、あなたは、「ノー」と言わなければいけません。
それも、頻繁に、相手を傷つけず。
勇気と思いやりを発揮して、自分自身で、重要なことを選択していきましょう。
しくみ化の技術
エッセンシャル思考の実践には、強い意志の力も必要ですが、きっと、3日くらいで意志の力は尽きてしまうことでしょう。
そこで、頑張らなくても続けられるような「しくみ化」を行う必要があります。
例えば、物事に取り組むときは、準備に時間をかけたり、時間に余裕をもった見積もりをしたりといった具合です。
決して、希望的観測によって、取り組んではいけません。
エッセンシャル思考のまとめ
エッセンシャル思考は、
より少なく、しかしより良く
を実践することで、生産性を上げるための思考術です。
世の中に溢れかえっている物事から、本当に重要なものだけに抽出することで、あなたの人生に変化が起こるはずです。
忙しくて、疲れ果てていて、現状を変えられないと悩む人は、ぜひ本書を手にとってみてくださいね。