【要約まとめ】脳を鍛えるには運動しかない!〜運動することに効果がまとめられた名著〜

日頃から運動することが健康への近道だと思っている”ぞの(@z02n05)”です。
「脳を鍛えるには運動しかない!」は、あらゆる書籍の参考文献として使われているほどの、運動に関する名著中の名著。
運動することは、人間にとって良いことだというのは、誰もが知ってのとおり。
しかし、具体的に、どんな効果があるのかは、説明することができませんよね。
この本では、「ストレス」や「うつ」といった不全の状態において、生活の中に運動を取り入れたらどのような変化が起きるのかが、まとめられています。
ここにある効果を知っておけば、万が一、自分が不全な状態になってしまったとき、「運動すれば回復可能性が高まる」ことがわかるので安心です。
運動と脳の関係について知りたい方には、絶対にオススメの本です。
では早速、「脳を鍛えるには運動しかない!」の要約まとめをお伝えしていきますね。
運動による基本的な効果
運動すると気分がすっきりすることはだれでも知っている。けれども、なぜそうなるのかわかっている人はほとんどいない。
こんな書き出しから本書は始まるのですが、「まさにその通り」と僕は、頷きまくりでした。
汗をかくから?体を動かすから?そんなことを漠然と考えていました。
しかし本当は、
心臓から血液がさかんに送り出され、脳がベストの状態になるからなのだ。
さらに、著者は続けていいます。
わたしはよく患者に、運動するのは、脳を育ててよい状態を保つためだと話している。
運動すると、体に良い影響があるのは体感できますが、著者曰く、脳への影響の方が大きいそう。
体への影響は、あくまで副次的なものだと言い切っています。
本書では、このように、運動による脳への影響について、具体的な事例を交えて解説されています。
運動はあらゆる不全に効く
僕なりに本書にある事例から導き出したことを一言で言えば、「運動はあらゆる不全に効く」です。
「ストレス」「不安」「うつ」「注意欠陥障害」「依存症」などなど、さまざまな不全を抱えた方に対して、運動を促してみた事例が書かれてあるのが本書。
科学的な根拠は乏しい場合があるようですが、どの事例においても、患者の症状は、運動によって確実に上向いていることが紹介されています。
例えば、運動とストレスの関係について。
運動をすれば筋肉痛が起こって、その筋肉が今までよりも強固になることは経験ありますよね。
これと同じように、運動することによって、脳内にあるニューロンがストレスを感じて傷つけられ、修復メカニズムによって、今までよりも強固になるのだそう。
こうして、脳においても、ストレスへの対応能力が磨き上げられていきます。
また、不安を感じている場合に運動した事例では、運動によって不安から気をそらすことができる効果や、同時に、不安による脳へのマイナスのフィードバックも遮ることができるそう。
確かに、実体験においても、ストレスや不安を感じたときに、ランニングなどで運動すれば、ポジティブに切り替わっていることはありますよね。
個人的には、非常に納得感のある事例となりました。
このように、あらゆる不全において、運動はプラスの効果があるということが紹介されています。
ただ注意点は、何がなんでも運動すれば良いわけではなく、投薬と併用したり医師への相談も必要となることがあるので、「運動さえしていれば医学はいらない」とならないようにしてくださいね。
0時限体育でパフォーマンスアップ
数多くの事例の中で、健康体である僕が取り入れたいと思ったことが、「0時限体育」です。
これは何かというと、シカゴの高校で行われた、1時限目の授業が始まる前に行われる運動のこと。
普通に考えると、授業が始まる前に運動すると、疲れて授業中に眠ってしまい、成績が落ちると思いますよね。
しかしこの実験では、生徒たちの健康状態がよくなっだけでなく、成績も17%も向上したのだそう。
つまり、僕のような普通のサラリーマンでも、出勤前に運動すれば、パフォーマンスが上げられる可能性があることを示しています。
運動の内容はなんでも良いのですが、心拍数を、最大心拍数の80〜90%に引き上げることがポイントです。
(最大心拍数は、220から自分の年齢を引いた値が、理論上の最大値と見なす)
たったそれだけで、1日のパフォーマンスが上がるなら、お安い御用ですよね。
早速、出勤前に、縄跳びを飛んで、心拍数を上げる取り組みを開始しようと思います。
【追記】
実際に出勤前、4分間だけの運動を取り入れたら、ものすんごく多くの効果を感じました。
まとめ
本書では、運動による脳への影響について、あらゆる事例が紹介されています。
人によっての不全の状態や、運動の程度によって差はあれど、良い影響が現れているものばかり。
もし自分が、どこか不全な状態になってしまったら、まず運動による回復を目指そうと思える内容でした。
運動と脳の関係について知りたい方には、ぜひ読んでみてください。