【要約まとめ】世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事 by 津川友介さん〜本当に健康にいい食品・悪い食品がわかるようになる本〜
津川友介さん著「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」の要約まとめを紹介します。
本書を読めば、本当に健康にいい食品・悪い食品がわかるようになります。
ここでいう「健康にいい」とは、脳卒中や心筋梗塞、がんなどのリスクを下げると考えられているということ。
それも、メタアリナシスという、複数の研究結果を取りまとめた研究手法を用いたエビデンスが使われているので、ものすごく信憑性が高い内容となっています。
健康な食生活を送りたい人にとっては、絶対に役立つ本ですよ。
では早速、「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」についてお伝えしていきますね。
本当に健康にいい食品とは
ズバリ、数多くのエビデンスによって、健康にいいとされている食品は、
- 魚
- 野菜と果物(フルーツジュース、じゃがいもは含まない)
- 茶色い炭水化物
- オリーブオイル
- ナッツ類
です。
茶色い炭水化物とは、玄米、そば、全粒粉を使った茶色いパンなどの、精製されていない炭水化物のことです。
よく「炭水化物は体に悪い」などと言われていることを耳にしますが、これは謝りです。
茶色い炭水化物に関しては、逆に、健康にいいとされています。
体に悪い食べ物とは
逆に、体に悪い食べ物とは、
- 赤い肉(牛肉や豚肉のこと。鶏肉は含まない。ハムやソーセージなどの加工肉は特に体に悪い)
- 白い炭水化物
- バターなどの飽和脂肪酸
です。
白い炭水化物とは、白米、うどん、パスタ、小麦粉を使った白いパンなどの精製された炭水化物のこと。
スーパーやコンビニで、よく買っているものは、ありませんか?
特に、白米は、日本人の大好物なので、よく食べている人が多いはず。
しかし、白米は、白い炭水化物に分類されていて、食物繊維の量が少ない食品です。
そのため、体の中で糖に分解されるので、実質的に、砂糖と同じ役割を果たしてしまう食べ物です。
衝撃的な発言だったかもしれませんが、白米を、玄米に置き換えることで、健康な食事へと変えることができます。
この機会に、食事を見直してみてはいかがでしょうか。
▼ちなみに、僕が普段食べている玄米は、こちらの種類です。
正しい健康情報を入手する方法
本書では、全ての食品について語られているわけではないので、自分たちの頭で考えられるようにならなければいけません。
そこで、どうやったら信頼できる健康情報を得ることができるのかについても紹介されています。
ステップ1:まずは興味のある健康キーワードを選ぶ(例:魚)。
ステップ2:キーワードを英訳する(例:fish)。
ステップ3:それに関する「健康情報」が必要なので、健康(health)とエビデンス(evidence)という言葉を加える。(中略)
ステップ4:その3つのキーワードでグーグル検索を行う。日本のグーグル(google.co.jp)ではなく、アメリカ本国のグーグル(google.co)で検索する。(中略)
ステップ5:リストアップされるサイトの中から、「hsph」、「mayoclinic」、「webmd」がアドレスに含まれているものを選ぶ。
ステップ6:グーグルに翻訳してもらうため、「このページを訳す」をクリックする。(中略)
ステップ7:しっかり読んで内容を理解する。
以前よりは改善してきましたが、まだまだ日本語サイトには、誤った情報が多いとのこと。
そのため、英語サイトで検索すると、格段に質の高い健康情報を得られるようになるそうです。
最近では、グーグル翻訳の精度も上がってきたので、英語が苦手な人でも大丈夫ですしね。
ただし、英語サイトだからといっても、すべてが正しいと信じないように注意してくださいね。
まとめ
この記事では、重要な結論部分にピックアップして紹介してきましたが、本書には、しっかりとしたエビデンスとともに説明がされています。
人によっては、今までの食事の多くが健康に悪いものになっている可能性もあるでしょう。
だからと言って、「健康に悪いものは食べてはいけない」と言われているのではなく、「リスクがあることを知っておきましょう」という説明になっています。
健康を保って長生きしたい人にとっては、絶対に役立つ本なので、ぜひ読んでみてくださいね。