タスクシュート時間術のタスクは、どの程度まで記録すべき?365日24時間?1分以上のタスク?
タスクシュート時間術を始めようと思っても、「どの程度まで記録すべき?」と悩む人も多いかと思います。
「365日24時間すべてを記録しなければいけないのか?」「1分以上のタスクを記録しなければいけないのか?」というように。
僕も今までに、何人かの人に、この質問をいただきました。
そこで、いつも答えるのが、
無理のない範囲で
ということ。
僕の場合は、365日24時間記録していますが、1分以上のタスクをすべて記録しているわけではありません。
「記録したいこと」「忘れたくないこと」だけを記録するというマイルールがあるからです。
こんな具合に、自分なりのルールを見つけるのがベストかと思います。
この記事では、「どの程度まで記録すべき?」という疑問に対して、僕なりの考え方を紹介していきます。
自分なりのルールを見つけるのに参考にしていただけたら嬉しいです。
では早速、続きをご覧ください。
基本は「1分以上かかるすべての行動」を記録
タスクシュートの教科書的な本である「なぜ,仕事が予定どおりに終わらないのか?~「時間ない病」の特効薬!タスクシュート時間術」では、次のように言われています。
タスクシュート式では、1分以上かかるすべての行動の見積もりをあらかじめ出します。
なぜそのようなことをするのかというと、細かくても見積もり時間がないと、「12:05に昼食に行ける(それまではいけない)」という情報が正確でなくなるからです。
つまり、見積もり時間を実際にかかる時間よりも甘く見積もってしまって、時間をムダにしてしまうリスクが高まる可能性が高いからです。
きっと多くの人が経験あると思います。
「5分だけ時間をください」と言われて話しはじめたら、実際には、1時間くらい話していたなんてこと。
このような時間のムダは、1分単位での行動を24時間分すべて記録していないから発生しやすくなります。
※実際に時間がムダとなってしまったかは置いておいて、見積もりと現実の時間の差のことをムダと行っています。
そのため、基本は「1分以上かかるすべての行動」を記録することになります。
僕は「記録したいこと」「忘れたくないこと」を記録
ただ正直、1分以上かかるすべての行動を記録することは、かなり手間と労力がかかります。
僕は、タスクシュート時間術を始めたばかりの頃から、1分以上かかるすべての行動を記録することは諦めていました。
だって、めんどくさくなるのが目に見えてましたから。
では一体、どのような基準で記録しているのかというと、「記録したいこと」「忘れたくないこと」に絞っています。
例えば、1日に何回トイレに行くかを記録したいと思えば、「トイレに行く」というタスクを設定しますし、朝一番で深呼吸することを習慣にしたいと思えば、「深呼吸する」というタスクを設定します。
逆に、SNSを見たり動画を見るといった休憩のような記録したいと思わない行動は、「ダラダラする」というように一括りのタスクに設定しています。
こうすることで、自分の中の「記録することがめんどくさい」 という気持ちと、「記録をしっかり取りたい」という気持ちの折り合いをつけています。
ただ注意点は、「ダラダラする」ときも、可能な限り正確な見積もりを算出することです。
これはかなり経験則になってきますが、時間帯や一つ前のタスクの重さによって、だいたい自分がどれくらいダラダラしたいのかが分かってきます。
なので、同じ「ダラダラする」のでも、1分単位でダラダラする時間を変えています。
こうして、タスクを一括りにするときでも、見積もり時間の正確性を保てるように、日頃から意識して記録をつけています。
▼タスクを登録する基準の詳細は、こちらの記事を参考にしてみてください。
自分なりのルールを見つけるのがベスト
紹介してきたとおり、基本は「1分以上かかるすべての行動」を記録することがベストだと思います。
その方が絶対に、見積もり時間と実際にかかる時間との誤差が減らせるからです。
ただしかし、僕の場合は、「めんどくさい」という気持ちに争うことはできませんでした。
なので、「記録したいこと」「忘れたくないこと」だけを記録するようにして、あとは「ダラダラする」というように、タスクを一括りにしてしまうことがよくあります。
このように、タスクシュート時間術を使う中で、自分なりのルールを見つけて、無理のないように記録していくのがよいかと思います。