【解説】タスクシュートクラウドの使い方まとめ – 初心者脱却までの10のステップ
TaskChute Cloudの使い方について紹介します。
TaskChute Cloudは、タスクシュート時間術という時間管理手法を実践するために作られたツールです。
これを使えるようになれば、間違いなく時間の使い方を変えることができます。
好きなことに時間を多く使い、苦手なことを減らせるようになります。
しかし、一通り使えるようになるのが難しいのが、TaskChute Cloudです。
使い方が多様ですし、独自の考え方をしているので、多くの人は使い始めても挫折してしまいます。
そこで僕は、あなたがTaskChute Cloudの効果を実感できるように、初心者脱却までの道のりを10のステップにまとめました。
このとおり使っていただければ、1〜2ヶ月後には、十分に使いこなせるようになっているはずです。
では早速、詳しくお伝えしますね。
▼そもそもTaskChute Cloudついて知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
【徹底解説】TaskChute Cloudとは – Webで使えるタスクシュート時間術
タスクシュートクラウドで得られる効果
まず始めに知ってもらいたいのは、TaskChute Cloudを使う効果についてです。
細かく挙げればキリがないほどに効果があるツールなのですが、使いこなせるようになると、次の7つのことを享受できるようになります。
- やる気が湧いてくる
- やり忘れタスクがなくなる
- 過去を振り返ることができる
- 時間の使い方のクセがわかる
- 就寝時刻(1日が終わる時刻)がわかる
- ハイスピードで自己成長できる
- 自分を信じられるようになる
TaskChute Cloudがローンチされた2016年8月から使っている僕は、もうTaskChute Cloudがないと生活が難しくなっています。
怠惰な生活、物忘れが多い人生へと変わってしまうのです。
ある意味では、TaskChute Cloudに依存しきった生活となっています。
それほどまでに、TaskChute Cloudを使うメリットは大きいのです。
使い込むまでは、24時間365日のライフログを取ることの効果が、ここまで大きいとは想像もしていませんでした。
▼この7つの効果については以下の記事で詳しく解説しています
タスクシュートクラウド初心者脱却までの10のステップ
ではここからは、TaskChute Cloudの使い方について紹介していきます。
必ずこの順番で実行しなければいけないことはありませんが、経験上、これから紹介するステップがベストだと思っています。
いきなりすべてを実行するのではなく、1つのステップを確実に実行してから、次のステップを行うようにしてくださいね。
使うことをやめないことが初心者脱却には必要不可欠なので、わずかでも使い続けてくださいね。
ステップ①タスク名だけで、記録することに慣れる
まず始めにやることは、好きなタスクをタスク名だけで記録することです。
初めてTaskChute Cloudを見たときは、「モード」「プロジェクト」「レビュー」など気になる項目がたくさんあることかと思います。
しかし、初心者のうちは、すべて無視してください。
いきなりすべてを設定してしまうと、深い沼にハマってしまって挫折の原因となってしまいます。
▼とにかく最初のうちは、行動を記録することに慣れるところから始めましょう。
ステップ②ルーチンタスクを登録し、習慣の力を体感する
記録することに慣れてきたら、「ルーチン」を登録してみましょう。
毎日同じ時刻からスタートしていて、同じくらいの長さを実行しているタスクを探してみてください。
例えば、食事や睡眠は、だいたい毎日同じなのではないでしょうか。
登録を終えたら、ルーチンに登録したタスクを意識して生活を送ってみてください。
すると、習慣の力を感じてもらえるはずです。
▼人生をより良くするためには、習慣の力が必要不可欠なので、このタイミングで体感していただきたいのです。
ステップ③24時間を計画し、記録を取る
ここまで実行していただけたら、かなり記録することに慣れたことかと思います。
そのため次は、24時間を計画して、すべての行動を記録してみましょう。
夜に翌日の行動を計画して、翌朝からはその通りに行動してみるのです。
すると、あなたは間違いなく、絶望することになります。
計画した理想の1日と、現実の1日の違いに、です。
しかし、こうして絶望するのが普通なのです。
▼必ず乗り越えなければいけない試練なので、挫けずに記録を続けてくださいね。
ステップ④記録を分析し、1日の計画に活かす
計画した理想の1日と、現実の1日の違いに絶望してしまったかもしれませんが、改善の余地はたくさんあります。
直視したくない気持ちは分かりますが、記録を振り返ってみましょう。
予定以上に長い時間やっていたタスクや、予定していなかったタスク(割り込みタスク)に注目してみてください。
そこが、大きな改善ポイントですよ。
改善ポイントに気が付くことが出来たら、早速、明日の計画に反映させましょう。
夜の時点で明日の計画をしておくのがオススメです。
そして、朝一番で微調整しましょう。
▼こうして2回計画を練ることで、計画の精度を上げることができますよ。
ステップ⑤ショートカットキーで、入力スピードアップする
この頃には、TaskChute Cloudの操作も慣れてきた頃ですよね。
このタイミングで、ショートカットキーを覚えていくのがオススメです。
ほぼキーボードだけで入力できますので、ぜひ覚えてみてください。
▼最低でも、この5つだけは覚えましょう。
- 「i」:選択タスクのすぐ下に新規タスクを追加
- 「Shift+i」:割り込み機能
- 「Tab」:選択中のタスクを左から順に編集
- 「s」:選択中のタスクを開始
- 「f」:実行中のタスクを完了させる
▼ショートカットキーについては、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
ステップ⑥モードを設定し、脳の状態を意識する
記録すること自体に慣れてきたタイミングで、今まで未設定だった項目に着手していきましょう。
まず最初は、「モード」です。
「集中モード」「まったりモード」「人と話すモード」「文章を書くモード」など、自分の中で切り替わるタイミングがあるのを感じたことはありませんか?
モードの設定は、このように脳の状態を意識して設定するのがオススメです。
行動に流れを生み出すことができるのがモードなので、脳の状態を観察して自分にあったモードを設定してみてくださいね。
▼もちろん、デフォルトのモードを使っても大丈夫ですよ。
ステップ⑦セクションを設定し、時間割を作成する
「モード」を設定し終えたら、次は、「セクション」です。学校の時間割をイメージするといいでしょう。
セクションを設定するコツは、モードが切り替わるタイミングを見つけることです。
睡眠モードになるときや、仕事モードになるときが分かりやすいかと思います。
▼他にも、集中するモードやランチ休憩モードなどのタイミングでセクションを設定してみてください。
ステップ⑧プロジェクトを模索し、設定する
「プロジェクト」は、個人的に一番設定しにくいと感じる部分です。
そのため、TaskChute Cloudにかなり慣れたタイミングでの設定がオススメです。
2016年から試行錯誤を続けてきましたが、プロジェクトには「ミッションステートメント」や人間関係の「役割」を設定するのがシックリきています。
▼設定方法に正解はありませんので、自分なりのプロジェクトを探してくださいね。
ステップ⑨評価とコメントを入力し、行動に自覚的になる
タスクが完了するたびに現れていたホップアップは、今まで入力していましたか?
評価やコメントを残すことで、今までよりも行動に自覚的になることができますよ。
自覚的になることができたら、PDCAを回しやすいので、入力にチャレンジしてみてください。
評価軸は、時間管理のマトリクスとして有名な「緊急度」と「重要度」がオススメです。
コメントには、感情を一言だけ残しておきましょう。
これらの記録が、あなたの財産になるはずです。
▼この効果については、以下の記事で深堀りして説明しました。
ステップ⑩レビューを行い、試すことを続ける
最後に最も大事なことをお伝えします。
TaskChute Cloudの効果を最大限発揮する方法は、レビューとチャレンジです。
記録を振り返って自分を知り、今までと違った方法を試してみることで、時間の使い方が激変していくのです。
毎日何かを変えるのは難しいかもしれないので、週に1度でも大丈夫です。
ルーチンを見直したり、タスクの順番を変更したり、試すことをやめないでくださいね。
そしたら間違いなく、TaskChute Cloudを使う効果を実感できるはずです。
▼レビューについてより深く知りたいのであれば、以下の記事を読んでみてください。
タスクシュートクラウドは、時間の使い方を劇的に変える
TaskChute Cloudを使うことで、時間の使い方を圧倒的に変えることができます。
怠惰だった生活にメリハリが生まれるはずです。
ハイパフォーマンスの時間を増やすことだってできることでしょう。苦手なことに費やす時間を減らす効果もあります。
TaskChute Cloudは、使いこなせるようになるまでが大変ですが、使うことに慣れてしまったら、2度と手放すことができないツールです。
そして使いこなすコツは、使い続けることしかありませんので、タスク名だけでもいいので記録を取り続けてみてくださいね。
では、良いタスクシュートライフを。
▼ある程度、使えるようになってきた方は、こちらの記事にあるテクニックも活用してみてください。
【中級者向け】TaskChute Cloud活用テクニックのまとめ
タスクシュートクラウドの使い方がわかる詳細記事まとめ
- 【TaskChute Cloudの使い方①】タスク名だけで、記録することに慣れる
- 【TaskChute Cloudの使い方②】ルーチンタスクを登録し、習慣の力を体感する
- 【TaskChute Cloudの使い方③】24時間を計画し、記録を取る
- 【TaskChute Cloudの使い方④】記録を分析し、1日の計画に活かす
- 【TaskChute Cloudの使い方⑤】ショートカットキーで、入力スピードアップする
- 【TaskChute Cloudの使い方⑥】モードを設定し、脳の状態を意識する
- 【TaskChute Cloudの使い方⑦】セクションを設定し、時間割を作成する
- 【TaskChute Cloudの使い方⑧】プロジェクトを模索し、設定する
- 【TaskChute Cloudの使い方⑨】評価とコメントを入力し、行動に自覚的になる
- 【TaskChute Cloudの使い方⑩】レビューを行い、試すことを続ける