【要約まとめ】News Diet(ニュースダイエット)〜毎日見てるニュースに潜んでいる危険性〜
ベストセラーになっている「News Diet」を読んだのでご紹介します。
この本は、かなり衝撃的な内容が書かれています。
僕たちが何気なく見ているニュースの危険性や、ニュースを見ることで失っているものなど、嘘だと思いたくなるものばかりです。
「自分はニュースに人生を捧げてなんかない」と言い張りたかったのですが、思い当たる節が多すぎました。
周囲からは、ほとんどニュースを見ていないと思われている僕ですら、該当項目がたくさんなのです。
たぶん、普段からテレビを見ていたり、新聞を読んでいる人は、ニュース中毒になっているかもしれません。
あなたの大切な時間を取り戻すために、本書は、非常に有益です。
この記事では、「News Diet」の中から、重要なことをピックアップしてお伝えしていきます。
耳が痛くなることが多いかもしれませんが、ぜひチェックしてみてください。
▶︎▶︎▶︎オーディオブックで聴くニュースに潜んでいる危険性
アルコール中毒並みに危険
ニュースの危険度は、アルコール並みであると言われています。
本書をまだ読んでいない人にとっては、自分がニュース中毒になってしまっていると思っていませんよね。
しかしニュースの場合は、止めるためにかかる労力が、非常に多いのです。
例えばアルコールの場合は、コンビニで買ったりレストランで注文したりしなければ手に入りません。
一方でニュースは、テレビやSNSから自然と流れて来ますし、ネット広告でも多数見かけてしまいます。
そして何より、ほとんどの場合、無料です。
さらに、ニュースを知っていることで、知識人だと思われるというメリットもあります。
このようにニュース中毒から抜け出すハードルは、ある意味では、アルコールより高いくらいなのです。
人生で重要なことはニュースにはない
本書の中で、僕がもっとも衝撃的だったのは、著者からのこと一言。
あなたが自分の人生や家族や、キャリアや健康やビジネスに関して、よりよい決断を下すのに役立ったニュースはあっただろうか。
僕たちは年間、2万本ものニュースに触れていると言われていますが、この質問への回答で、2本以上のニュースを上げられた人はいなかったとのこと。
僕自身も胸に手を当てて考えてみても、「よりよい決断」に役立ったものは、ひとつも思い出せません。
たぶん、そのニュースを知らなかったとしても、今の人生となんら変わりのない生活を送っているだろうと思われるものばかり。
これに気がついたときは、今までどうしてニュースを見ていたのだろうかと、頭がクラクラしてきました。
一日1時間半も無駄にしている
さらに衝撃的だったことは、ニュースを消費すること自体に使っている時間です。
アメリカのピュー研究所によると、「一日58分から96分」ほどニュースに使っているとのこと。
しかもこれは、ニュースを読んでいるだけの時間。
つまり、ニュースを探したり、ニュースによって途切れた集中力を戻したりする時間は含まれていない。
ということは、少なく見積もっても、一日1時間半も無駄にしているとのこと。
かなり衝撃的ですよね。
1年に直すと、1ヶ月もニュースに費やしていることになるのですから。
それも、重要な決断に役立つことのないもののために。
ニュース断ちのススメ
ここで紹介したものは、本書のほんの一部です。
他にも、ニュースがいかに僕たちの人生に悪影響を及ぼしているかが、大量に紹介されています。
僕自身、家にテレビは置いてないし、ニュースを読む時間は一日15分までと決めていたりしてました。
おそらく一般的な社会人よりは少な過ぎるくらいだと思いますが、ものすんごく焦りを感じました。
本書でオススメされている「ニュース断ち」を敢行しなければ、人生が蝕まれてしまうのではないかと。
読み終えた瞬間に、衝動的にRSSリーダーやSNSフォロワーを断捨離してしまうほどです。
きっとほとんどの人は、この本を読んで、ニュースとの付き合い方を見直したいと思うはずです。
ニュースによって、どれだけ人生に影響を受けているかわかるので、ぜひ読んでみてください。
▶︎▶︎▶︎オーディオブックで聴く