伸びるマーケットを見つける2つの方法【転職の思考法】
著書「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法 by 北野 唯我さん」で解説されている、伸びるマーケットを見つける法について紹介します。
いきなり結論ですが、本書では、この2つの方法があると言われています。
- 複数のベンチャーが参入し、各社が伸びているサービスに注目する
- 既存業界の非効率をつくロジックに着目する
この2つの方法に則って、伸びるマーケットを見つけ、そこに転職することができれば、自分の市場価値を上げることができます。
まったく才能やスキルがない人でも、伸びている業界で働いた経験があるだけで、市場価値は高まりますからね。
では詳しく、伸びるマーケットを見つける2つの方法についてお伝えしていきますね。
方法①複数のベンチャーが参入し、各社が伸びているサービスに注目する
伸びるマーケットを見つけるための方法1つ目は、
ベンシャーや投資の動向に注目する方法だ。
と言われています。
というのも、強いベンチャーの戦い方は、世の中の流れに乗ることだからです。
どうしても、資本力や人員では大企業に勝つことはできないので、世の流れを味方につけることが、勝つための定石となっています。
そして、
本当の意味で伸びているマーケットには、いずれ大企業の競合となるようなベンチャーが複数いる
とのこと。
加えて、この探し方というのは、
という具合に、検索してみることだそう。
試しに、僕が探している
でググって見ましたが、確かにこれから伸びていきそうなIT企業がヒットしました。
方法②既存業界の非効率を突くロジックに着目する
伸びるマーケットを見つけるための方法2つ目は、
既存業界の非効率を突く「ロジック」に着目する方法だ。
これだけ言われてもピンこないので、本書で紹介されている教育を例にとってみますね。
日本の教育というのは、本質的には、僕たちのおじいちゃんの代から、ずーっと変わっていません。
というのも、毎年毎年、同じような授業をし続けていますよね。
他にも、小中高大という区分けも、1つずつ進級していく仕組みも、昔から変わっていないところです。
世の中が、AIやIoTと言われている中で、非常に非効率だと感じませんか。
当然、教育業界にいる人たちからしたら、「現状がわかっていない」と怒られるかもしれません。
しかし、伸びるマーケットというのは、このような既存業界の非効率を突くことで登場してくるのです。
本書で紹介されている「仕事のライフサイクル」という考え方に則れば、業界は④消滅に近いが、注意深く観察すると①ニッチに分類されるケースのことです。
①ニッチ(イスの数が少なく、代替可能性が低い業界)
④消滅(イスの数は少ないが、代替可能性が高い業界)
伸びるマーケットを見つける方法 まとめ
「転職の思考法」で紹介されている伸びるマーケットを見つける方法は、この2つでした。
- 複数のベンチャーが参入し、各社が伸びているサービスに注目する
- 既存業界の非効率をつくロジックに着目する
伸びる業界で働いた経験があるというだけで、自分の市場価値を高めることができるので、何としてでも見つけたいところですね。
また、伸びそうな業界に当たりをつけることができたら、同じく本書で紹介されている「仕事のライフサイクル」の考え方に当てはめて考えてみてください。
そうすると、業界の寿命という視点から、伸びるマーケットについて考えることができますよ。