【大公開】Notionでの日次レビューのやり方を解説
タスクシュート認定トレーナーの”ぞの(@z02n05)”です。
僕は日頃、TaskChute Cloudをベースとしたタスク管理を行なっていますが、最大のサポート役となってくれているのがNotionです。
Notionは僕にとって、社長の右腕のような存在で、生活に欠かすことができません。
なぜそのように感じているのかというと、自分に関する記録をデータベースとして保存しておけるからです。
Notionをうまく使えば、自分という人間が手に取るように分かるようになって、いつも絶好調でいられるようになれます。
中でも、Notionを使った日次レビューは、最高の資産です。
日々の起こったことや感じたことを記録することで、自分データベースが強化されていきます。
ただ、僕がここまで熱く語っても、あなたがピンと来ていないということは察しています。
そこでこの記事では、僕が実践している最新の日次レビューを事細かに解説していこうと思います。
当然、すべてを真似してもらう必要はないですが、気になったことを一つでも持ち帰っていってくださいね。
では早速、詳しめに解説していきますね。
▼週次レビューを解説して記事はこちら
日次レビューをする目的
そもそも日次レビューを行う目的は何かと聞かれると、僕は、このように考えています。
自分のことを正しく知って、いつも絶好調でいるため
多くの人は、「自分のことくらい分かってるよ」と思いがちですが、本当にわかっているのでしょうか。
どんなときに喜びを感じたり、何が原因で不調になったり、興味関心を持ったりするのかを、手にとるように把握することはできていますか?
僕は、このようなことを頭の中だけでは把握することができないので、日次レビューを行って、客観視できるようにしています。
頭の中だけで考えるよりも、生活を数値化してみたり感情を言語化してみたりすることによって、第三者目線で自分のことを知ることができます。
そして、自分のことを知ることができれば、生活を自分にフィットさせるように設計していくことができます。
設計というと難しそうと思うかもしれないですが、やっていることは、嬉しいと感じる時間を増やして、嫌なことを避けるというだけです。
これをやると、人生から不調という言葉が消え去りそうな気がしてきませんか?
僕自身は、タスクシュートと日次レビューを始めてから、毎日が絶好調になっていると感じています。
僕のことをよく知る人は、「常に何かやっていて楽しそう」と思われているはずです。
Notionが便利な理由
Notionでの日次レビューが便利な理由は、データベースという考えがあるからです。
例えば、毎日、日次レビューで睡眠時間を記録していたときに、Notionを使えば、1週間の合計睡眠時間や平均睡眠時間などを簡単に確認することができます。
今週の目標などを決めていた場合には、日次レビューの項目に表示させることができるので、目標を忘れることなく進捗させることができます。
Notionを使ったことがない方は、この辺りの感覚がイマイチ分からないかもしれないですが、作成したデータ同士を連携させることができるのが良いのです。
今まで、EvernoteやScrapboxなどを使ってきましたが、この点が、他のサービスとは一線を画するところです。
Notionでの日次レビューを徹底解説
では次に、実際にどんな項目を日次レビューしているのかを解説していきますね。
僕の日次レビューは、毎朝、起きて30分から40分後から開始されます。
前日一日を振り返るのにかかる時間は、だいたい15分程度です。
もっとガッツリ時間を確保して日次レビューをやりたいところですが、日次レビューするだけで体力と気力を消耗してしまうのが明らかなので、必要最低限の時間で行うことを意識しています。
やっているうちは楽しいんですけど、日中に好きなことを全力でやるってことが第一優先ですからね。
さてここからは、具体的なレビュー項目を解説していきますね。
基本情報
日次レビューの上部は、週次レビューと連携している項目が多くあります。
上から順番に説明していきますね。
まず、この画像では見えていませんが、日次レビューでは、「1日を象徴する写真」をカバーとしています。
写真があると、Notionのギャラリービューで見たときや週次レビューを行ったときに、パッとどんな1日だったのかを思い出しやすくなります。
なので、前日に撮影した写真を眺めて、写真をアップロードします。
「Daily Journal」と表示されているタイトルは、映画のタイトルをつけるかのように、変更します。
週次レビューなどで振り返りをするときに思い出しやすくするためで、「家族でお出かけしたりブログを執筆したりした日」みたいなタイトルをつけることが多いです。
「Date」は、Notionで新たなページを作成したら自動で入る項目なので、説明不要ですね。
「Place」は、行った場所を記録します。
外食したときや美術館へ行ったときなど、その場所の情報と連携させます。
「Weekly Journal」が、週次レビューと連携させているポイントです。
僕は、週次レビューのときに、「今週、注力すること」を「Weekly Focus」と「Weekly Habit」で決めているので、NotionのRollup機能を使って、日次レビューにも表示させるようにしています。
注力することを決めても、普通に生活していたら忘れてしまうのがオチなので、毎日必ず行う日次レビューに表示させることで、忘れないようにしています。
「Event」には、ミーティングだったり美術展だったり確定申告だったりと、覚えておきたいイベントを記録するようにしています。
Relation機能を使って、別ページでもイベント情報を管理しているので、イベントに関する詳細なレビューは、そちらのイベントページで記録します。
「Tasks」は、進めているプロジェクトに関するタスクを表示させます。
これもRelation機能を使って管理しているので、タスクに関する情報は、別ページで詳細に記録するようにしています。
ヘルスケア
次に、自分の体調に関する情報を、数値で入力していきます。
睡眠に関する記録は、Apple Watchの「AutoSleep」の内容を転記します。
また、「Power nap」、つまり昼寝は、TaskChute Cloudの記録を転記します。
僕の場合は、睡眠時間の合計が、週平均で7時間を超えていたら絶好調でいられるので、非常に意識しているポイントです。
逆に、6時間を切るようだと、体調も気分も最悪になりがちと分かっているので、何がなんでも睡眠時間を死守するようにしています。
週次レビューのときには、日次レビューを集計して、睡眠時間の平均値が表示されるように設定しています。
「HIIT」とは、4分間で行う超激しい運動のことです。
週に3回以上やることを目標にしているので、実行したときには、チェックを入れています。
こちらも週次レビューのときに、週に何回やったのかを自動でカウントできるように設定しています。
「Push Up」は、文字通り腕立て伏せです。
連続で40回以上、1日で100回以上できるようになるという個人的なチャレンジをしているので、毎日、実行した回数を記録しています。
週次レビューで平均腕立て回数を表示しているようにしているので、毎週、少しずつ記録が伸びているのを見て、ニヤニヤしています。
「Pomodoro」は、ポモドーロテクニックという勉強手法です。
25分勉強して5分休憩するというもの。
今、中小企業診断士試験の勉強をしているので、何セット勉強したのかを記録するようにしています。
記録することを日課にすることで、少しでも勉強に取り組む意欲を高めようという狙いです。
ただし、最近は、ちょっと勉強をサボり気味なのは、ここだけの話です。
自由筆記
日次レビューでは、感情を記録することも大切だと思っています。
ここが人間らしさを象徴するポイントだと思うので、感じたことや思ったことなどを赤裸々に綴っていきます。
なので、この3項目について、毎日、欠かさずに書き出します。
- パワーアップさせてくれた行動
- パワーダウンしてしまったこと
- 感謝したことと楽しかったこと
ここを記入するときには、TaskChute Cloudを眺めながら、前日に何をやっていたのかを思い出していきます。
TaskChute Cloudの「コメント」機能を利用すれば、何を考えていたのか思い出しやすいのでオススメです。
ちなみに、一番力を入れて書くのは、「パワーダウンしてしまったこと」です。
人生からネガティブなことを排除したいので、思い出したくない感情ですが、一番、しっかりと書くようにしています。
さらに、ここに書き出したことのうち、絶対に二度と経験したくないようなことについては、別で用意している「教訓リスト」に転記します。
そして、「教訓リスト」は、日次レビューが終わった後に、必ず確認しているので、嫌なことを繰り返してしまわないように気をつけています。
嫌なことを書いたり転記したり毎朝見たりするので、ちょっと憂鬱になると思われがちですが、憂鬱になるからこそ、失敗を繰り返さなくなると考えています。
実際に、日次レビューを始めた時から現在にかけて、教訓リストに新たに追加されていくことは減っていきましたよ。
数値評価
次は、自己評価を5段階で行う項目を用意しています。
これらの項目は、自分が担っている「役割」としています。
というのも、この役割ごとに、ミッションステートメントを作成しているので、ミッションステートメントに則った行動を取れているかを評価しているのです。
また、この役割というのは、TaskChute Cloudの「プロジェクト」に設定している項目でもあります。
なので、TaskChute Cloudを眺めながら、前日の自分を評価しています。
総合レビュー
ここでは、1日の総合レビューを行なっています。
まず、「Principle」では、上記までのレビューから気が付いた「原則」を記入します。
例えば、「挨拶を忘れてしまったことが、心残りになって知っている」「眠る前に瞑想をしたら、入眠が早かった」という具合です。
次に、「Declaration」では、今日の自分へ「宣言」を行います。
「今日は、いつもより大きな声で挨拶をしよう」「眠る前に5分間だけ瞑想するようにしよう」というようなイメージです。
そして、この「原則」と「宣言」を、TaskChute Cloudや教訓リストに転記して、必ず実行するようにしています。
自分との約束事だと思っているので、裏切らないようにしてあげるのがポイントです。
最後に、「Score」で、1日の総合評価を5段階で行います。
これも週次レビューのときに集計していて、先週よりも良い1週間だと思えるように行動することを意識しています。
実験項目
そして最後に、「実験項目」というものを用意しています。
これは、日次レビューのテンプレートにまでは格上げされてないけど、試しに記録してみている項目です。
今だと、読んだ本の情報と生み出したプロダクトを記録してみています。
読んだら読みっぱなし、作ったら作りっぱなしになりがちだったので、なにか価値を持たせられないかなと思ってやってみています。
こんな感じで、実験的な項目を入れることによって、日次レビューに飽きないようにしています。
惰性でレビューしてしまっては、後から振り返ったときに詰まらないことしか書かれていない結果になりがちですからね。
まとめ
ここまでが、最新の日次レビューのやり方になります。
気が付いた方もいるかと思いますが、ベースとなっているのは、jMatsuzakiさんのNotionテンプレートです。
このテンプレートをなるべく記録項目を削減したものが、僕がやっている日次レビューとなります。
テンプレートをそのまま利用すると、日次レビューするだけで一苦労してしまいそうだったので、自分なりにカスタマイズしました。
そしてまた、この記事を読んでいたら、「じゃあ、週次レビューはどうやっているの?」と思われますよね。
そんな方に向けて、週次レビューを詳しく解説した記事もありますので、ご覧ください。
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