【実例で解説】資格試験に合格するためのタスクシュート時間術
タスクシュート認定トレーナーの”ぞの(@z02n05)”です。
タスクシュートを使っている方から、こんな質問が届きました。
資格試験の試験日など、ある地点にゴールが設定されていることに対して、どうやってタスクシュートを活用すればいいですか?
この質問は、ぼくが大好物にしている内容なので、ブログでお答えしていこうと思います。
というのも、昨年の秋ごろに、FP2級試験に合格したばかりなので、めちゃくちゃホットな内容なのです。
このときに実践した内容を踏まえて、ご回答していきます。
資格試験に関わらず、納期が決められている仕事にも応用できるので、ぜひ参考にしてみてください。
資格試験に合格するステップ
まずは勉強してみる
資格試験に合格するためには、まず勉強を始めることが必要です。
当たり前のことを言っているように思われるのですが、実際には、勉強をする前に、別のことをやっちゃっていませんか?
例えば、ルーチンに登録してみたりスケジュールを組んだりが、ありがちなことです。
けど、タスクシュート時間術の考え方的には、まず勉強するのがオススメです。
というのも、今までやってきていない「勉強する」というタスクを、自分が実践できるかどうかが分からないからです。
実際にぼくは、「FP2級の勉強をする」というタスクを登録して勉強をやろうとしましたが、何度、先送りにしてしまったか分からないくらいに、着手することができませんでした。
理想では、毎日1時間くらい勉強するつもりだったのですが、どうしても勉強することを避けてしまっていたのです。
だから最初は、1分教材を眺めるだけでもOKとハードルを落とすことで、ようやく勉強に着手できるようになってきました。
それくらいに着手が難しいタスクかもしれないので、まずは勉強してみて、考えるのは、それからにしましょう。
記録が溜まってきたらルーチンに登録する
勉強することに慣れてきたら、自分の傾向が見えてくるはずです。
- どれくらいの時間、勉強することができるのか?
- どの時間帯に勉強することが多いのか?
- どのタスクと組み合わせることで実行率が上がるのか?
このような傾向が見えてきてから、ようやくルーチンタスクとして登録しましょう。
ルーチンに登録することで、より強固な習慣として、あなたの身に染み付いてくるはずです。
繰り返しになりますが、勉強することに慣れてきたら、ルーチンに登録するのです。
勉強する前から、ルーチンに登録するのではありません。
理想から現実を作るのではなく、現実から習慣を育てるようにしましょう。
試験日を迎える
ルーチンに登録することができれば、あとは試験日を迎えるだけです。
「えっ」と思われる方もいるかもしれませんが、本当にこれだけです。
「試験に申し込む」や「試験に必要な道具を用意する」は、別途、必要なタスクではありますが、勉強に関して言えば、ルーチンに登録して勉強するだけです。
ぼくがやったことといえば、たったのこれだけです。
試験日まで、ひたすらに習慣を育てていった結果、無事にFP2級試験に合格することができました。
よくある勘違い
拍子抜けしてしまったと思いますので、あなたが疑問に思いそうなことに対する考え方も紹介しますね。
勉強スケジュールを立てる
資格試験に合格するために、勉強スケジュールは無意味だと思っています。
というのも、スケジュールを立てても、そのとおりに勉強できるわけがないからです。
なぜなら、試験に合格したという実績がないからです。
試験に合格した記録がないのに、勉強スケジュールを立てて、そのとおりにやれば合格できると思えるのでしょうか?
また、教材を1日1章ずつ進めるという計画も、同じように無意味だと思います。
ある部分は苦手分野で時間がかかってしまったり、すごく勉強の調子が良くて捗りまくったりすることもあるでしょう。
そうなったときに、スケジュールをいちいち再調整するのでしょうか?
ハッキリ言って、めんどくさすぎるので、そんなことをやる時間があるなら、勉強していたほうが合格確率は、間違いなく上がるはずです。
合格できるかが不安
おそらく勉強スケジュールを立てるという方は、「このペースで勉強していて試験範囲をカバーできるか不安」というような、「合格できるかどうかの不安」を抱えていると思います。
それに対してぼくが思うことは、このようなことです。
合格したいんだったら、勝手に勉強量が増えて、合格できるように勉強するようになるから大丈夫!それでもし不合格だったら、もう一度、受験しなおせばOK!勉強量が増えなかったり再受験したくなかったりすれば、その程度のことだったで終わらせればOK!
試験に合格できるかどうかは、合否発表までわからないので、不安な気持ちは、ずっと付き纏ってきます。
だからそもそも、試験前に不安を感じたとしても、合格確率は上がらないので、どこかに捨ててしまっていいと思います。
あえていうなら、不安を感じちゃっているなら、勉強することで解消しましょう。
そうしたほうが間違いなく、合格確率が上がるはずです。
もし勉強量が少ないと感じていて、合格できるか不安だったとしたら、きっとあなたは、勉強量を増やせるように策を講じるはずです。
そんな感じで、なんとか合格できるように帳尻を合わせていくはずなので、不安を感じなくても大丈夫なのです。
「そんな無責任な・・・」と感じる方もいるかもしれませんが、実際にぼくは、こんな考えで試験に合格することができました。
もちろん勉強量は、試験に直前になるほどに増えましたよ(笑)
試験合格にまつわる余談
自分のやる気が引き出る条件を見つける
日頃からタスクシュートを使っている方は、自分がどんなタイミングでやる気を発揮できるかが、わかっているのではないでしょうか。
そのやる気が引き出される条件を、勉強にも応用しましょう。
例えばぼくの場合は、「ガジェットを導入するとやる気が出る」というものがあります。
ガジェットを使ってみて、それをレビューするのが大好きだからです。
だから、FP2級の勉強のときには、キューブタイマーを導入しました。
いいお値段がしたのですが、これのおかげで、めちゃくちゃ集中して勉強できたので、安い買い物です。
他にも、「試験勉強をしていることを友人に話す」「勉強仲間を集う」なども、試験勉強するときに、実践していたことです。
タスクシュートの記録から、このようなやる気が引き出される条件を探してみると、勉強のヒントになるかもしれませんよ。
さいごに
このような考え方は、試験勉強だけでなく、さまざまなプロジェクトにも活用することができます。
けどしかし、実際にこのような考え方を実践してみたことがない人にとっては、「本当にゴールに辿り着けるの?」と心配になってしまうかもしれません。
だけど、よくある勘違いにも書いたとおり、「大丈夫です!」と断言します。
ちゃんとゴールに合わせるように、あなたは行動できるはずです。
もしこのような考え方をもっと知りたかったり、自身の状況に合わせた場合のことを知りたかったら、個人セッションをご利用ください。
マンツーマンで、じっくりお話を伺い、アドバイスさせていただきますよ。