【レビュー】この絵、誰の絵?100の名作で西洋・日本美術入門-美術検定4級公式テキスト-
美術検定4級公式テキスト「この絵、誰の絵? 100の名作で西洋・日本美術入門」について紹介します。
本書は、美術検定4級を取得したい人、美術の基礎知識を身に付けたい人にオススメです。
名作と呼ばれる美術作品とその作者名を一致させることができます。
美術鑑賞を、今まで以上に楽しめるようになるためには、作品を知ることが一番ですので、その第一歩として最適です。
読んでいて、「この作品、観たことあるけど、作者が思い出せない」なんてことがたくさんあって、学び甲斐がありますよ。
では早速、「この絵、誰の絵? 100の名作で西洋・日本美術入門」についてお伝えしますね。
美術検定とは
本書は、美術検定4級の参考書籍として挙げられている書籍です。
美術検定とは、美術を深く知りたいという美術好きのための試験のことです。
資格を取得すると、美術館やアートイベントのガイドだったり、美術関連の仕事に就いたりと、美術に関わった生活を送る手助けになってくれます。
資格は、1級から4級まで用意されています。
4級の出題範囲
美術検定4級の出題範囲は、中学レベルの歴史の教科書や本書「この絵誰の絵?」から出題されます。
4級の試験は、通年で実施されていて、50問を45分で実施されています。
西洋美術・日本美術の基礎知識として、代表的な作品や作家を知る。
ということをテーマにしており、正答率約60%で合格となります。
「この絵、誰の絵? 100の名作で西洋・日本美術入門」で学べること
本書から学べることは、絵に関する基礎知識です。
有名な100枚の絵が、誰によって描かれたのかを知ることができます。
これを知ることで、今まで以上に作品に対して親しみを持って鑑賞することができるようになります。
「なんとなく観たことある」から「作者のこと知っている」に変われば、作品との距離感がググッと近くなること間違いありません。
また、基礎知識を知ることで、作品を正確に理解することができるようになります。
「この部分は、どうして描かれたんだろう?」「何を意図しているんだろう?」といった疑問は、美術鑑賞をしているとよく浮かびますよね。
本書で基礎知識を身に付ければ、その疑問を解くヒントになるかもしれませんよ。
「この絵、誰の絵? 100の名作で西洋・日本美術入門」の特徴
本書は、西洋の絵が60作品、日本の絵が40作品掲載されています。
今まで美術のことを勉強したことがない僕は、観たことがある絵が全体の3割程度、作者が分かる絵は1割程度でした。
かなり美術鑑賞をしていたつもりでしたが、まだまだ知らないことが多かったです。
本は、見開きで2作品の絵が描かれています。
それぞれの右下には、作者の「ヒント」もあります。このページを見て「この作品は、誰が描いたんだっけ?」と考えます。
次のページには、前のページの絵の作者名や略歴、作品の紹介が描かれています。
美術をこれから学ぶ人にとっては、ちょうどいいくらいのレベルで、作者や絵の紹介がされています。
このページに書いてあることを覚えることができたら、「美術について詳しい人」と評価されるようになりそうです。
美術の基礎知識を学ぶのにオススメ本
僕は、美術についての基礎知識を学びたいと思って、本書を手に取りましたが、最適な本と巡り会えた気がしています。
非常にシンプルな構成ですし、描かれている言葉も平易なものばかり。
美術に関する基礎の基礎を固めたいと思っていたので、すごくピッタリな本です。
100の名作の作者名を一致させたり、解説を覚えたりすることができれば、美術鑑賞も今まで以上に楽しくなる予感がしてワクワクしています。
ついでに、美術検定4級も受験しちゃおうかなと企て中です。