【要約まとめ】1万円起業 byクリス・ギレボー氏〜小さく起業して成功する方法がわかる本〜

【要約まとめ】1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法 byクリス・ギレボー氏〜小さく起業すれば怖くないと分かる本〜

クリス・ギレボー(Chris Guillebeau)氏著「1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法」(原書:THE $100 START UP)の要約をご紹介します。

本書は、起業したいけどハードルが高いと感じている人にオススメです。 起業と聞くと、たくさんお金を用意したり、会社を辞めたりと、人生における一大決心が必要なことだと思いますよね。ぼくも、自分でビジネスをしたいと考えているので、お気持ちはよく分かります。

しかし、本書を読めば、まとまった資金も会社を辞めることも、全く必要のないお金の稼ぎ方を知ることができます。特徴的なのは、起業を目指すつもりではなかったけど、起業してしまった事例が集められていることです。趣味の延長でやっていたことで、お金を稼げるようになったという話が盛りだくさんあります。

それらの事例を体系立てて説明してくれているので、読むときっと起業に対するハードルを下げることができるはずです。そしてまた、どうやったら自分のビジネスを軌道に乗せることができるかもイメージすることができるでしょう。

では早速、クリス・ギレボー氏著「1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法」をお伝えしますね。

「1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法」の概要・目次

本書で取り上げているのは、「予期せぬ起業家」たちへのインタビューや面談、アンケートなどで集めた1500以上の事例です。クリス・ギレボー氏によれば、これらの事例のほとんどが、次の6つの項目のうち4つ以上に該当していたとのこと。つまり自分がビジネスを始めるときは、6つの中から4つ以上に当てはまるように設計すればいいということですね。

1. 情熱主導型モデル:趣味や夢中になっているものから生まれたビジネス
2. 超・低コスト:起業資金が1万円($100)未満
3. 利益が少なくとも年間5万ドル(500万円):北アメリカの平均年収程度($5万)の利益
4. 特別なスキル不要:短期間か自主的な学習で身につけることができるもの
5. 収支の完全公開:利益を公表することに合意した
6. 従業員5人未満:ほとんどの場合は、一人で経営している

なお、事例に採用するための判断基準は、「自分のやっていることを、おばあちゃんにわかるように、堂々と説明できるますか?」だそう。つまり、違法性のあるものや、よく分からない不透明なビジネスは排除されているとのこと。なので、きっとあなたがやろうとしているビジネスの参考になるはずです。

<1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法 目次>

第1部 気がつけば、起業家
第2章 「魚」を与えよ!
第3章 情熱だけでは成功しない
第4章 ノマド起業の真実
第5章 顧客の年齢層を調べるな

第2部 さあ、街で売ろう
第6章 ビジネスプランはA4用紙1枚に
第7章 断れないオファー
第8章 本日発売!
第9章 売り込みは穏やかに
第10章 儲かり続けなければ仕事じゃない

第3部 利益を増やす次の一手
第11章 収入を倍増させる微調整
第12章 自分をフランチャイズしよう
第13章 大きくなるのはいいこと?
第14章 あなたはもう、いちばんの専門家!

マイクロビジネスがうまくいく「たった3つのルール」

ここからは、あなたがビジネスを始めるのに役立つこと間違いない部分をピックアップしてお伝えしますね。

まず最初は、小さく始めて利益を出す、いわゆるマイクロビジネスがうまくいく3つのルールをご紹介します。言われる前から分かっているかもしれませんが、なんどもチェックしておいて損はないポイントなので、ご確認してみてください。

  • 「共通部分」を探す
  • スキルを転用する
  • 「魔法の薬」

「共通部分」を探す

「共通部分」とは、”あなたが好きなことや得意なこと”と”他人の興味”が重なる部分のことです。

もしやろうとしているビジネスが、好きなことや得意なことではなかった場合、すぐに飽きてしまうか苦しみながら続ける未来が想像できます。そしてまた、好きなことや得意なことをやっていても、”他人の興味”がない分野だとしたら、きっと路頭に迷い込んでしまう羽目になることでしょう。

しかし、どちらも重なる部分だとしたら、きっと自分にとっても他人にとっても、Win-Winなビジネスになるはずです。自分でビジネスをやるなら、ここは絶対に外せないポイントですね。

スキルを転用する

スキルの転用とは、「自分が得意なことはたぶん1つだけではない」ということです。

コミュニケーションを取るのが得意な人は、きっとコミュニケーションを取ること以外にも得意なことがあるはずです。例えば、テクノロジーが得意だったり、芸術が得意だったり、他にもきっと何か別の得意なことがあるはずです。

うまくいくマイクロビジネスは、こういったスキル(得意)を掛け合わせることで生まれるのです。必ずしもある分野でNo.1である必要はなく、スキルを組み合わせることでオンリーワンを目指すといいのでしょう。

「魔法の薬」

魔法の薬というのは、「共通部分を探す」と「スキルを転用する」を組み合わせることで見えてくる、当たり前の計算式のことをいいます。

自分の情熱を傾けられることやスキルを持っていることと、他人の興味を組み合わせることができたら、その先にはマイクロビジネスの成功が待っているという計算式ですね。

情熱やスキル + 有用性 = 成功

立ち上げに必要な「たった3つ」のこと

マイクロビジネスがうまくいくルールがわかれば、あとは、立ち上げるときに必要なものがあれば大丈夫です。けど、難しいことはないので安心してください。「たった3つ」だけあれば、立ち上げることができるからです。

①製品またはサービス=あなたが売るもの
②代金を支払ってくれる人々=顧客
③支払いを受ける手段=製品またはサービスとお金を引き換える方法

あなたが売るものというのは、情熱やスキルのことです。これは、マイクロビジネスを成功させるために必須なので、立ち上げるときにはきっと準備できていることでしょう。

顧客も先ほどの”他人の興味”と同じです。念の為繰り返しますが、ちゃんと”他人の興味”を見つけてからビジネスを始めてくださいね。情熱だけで進めてしまうと、あとで大変な思いをするかもしれませんよ。

最後に、あなたの情熱やスキルを買いたいといってくれた顧客が、支払いをするための手段を用意したら大丈夫です。例えば、銀行決済ですとかPayPal、他にもpolca、LINE Pay、BASE (ベイス)など、たくさんの支払いする方法があります。この中から、簡単で信頼できるものを用意すると、ビジネスを立ち上げることができることでしょう。

小さく起業すれば怖くない

本書からは、たった1万円($100)という小さな小さな資金で起業して、成功させることができた事例をたくさん知ることができます。

それらから起業を成功させるための基本ルールや立ち上げに必要なものを学ぶことができますし、読み進めるとマーケティングの方法や利益を増やすアイデアも紹介されています。なので本書を読むことで、起業全体のイメージをつかむことができて、きっと起業に対するハードルを下げることができるはずです。

起業したいと思っているけど、なかなか前に進めていないという人は、ぜひチェックしてみてくださいね。ここに買いてあることを実践していけば、きっと行動に移せるはずです。

この記事を書いた人

ぞの

こんにちは、"ぞの(@z02n05)"です。会社員をしながら、ブログ執筆やPoints of Youコーチング、タスクシュート個人セッションなどの活動をしています。当サイトでは、「人生ネタだらけ」をモットーに、リアルな体験談を記事にしています。仕事が忙しい方や人間関係に悩む方に、よく読んでいただいてます。