【要約まとめ】2040年の未来予測 by 成毛 眞さん〜衝撃的だけど納得できる20年後の未来〜
いつも未来のことばかり考えている”ぞの(@z02n05)”です。
「2040年の未来予測」は、タイトルの通り2040年を予想して、どんなことが起こるのかが考察されている本です。
なんとなくみなさんの中でも、「将来は、こんなことが起こるだろうな」という予想があると思います。
例えば、少子高齢化が進むだとか、地球温暖化が進むだとか。
本書でも、当然こういった内容に触れられていますが、より深く現状から見て未来がどうなるのかが考察されているところが面白いです。
正直にいって、暗い未来ばかり描かれているので、気持ちがどんよりするかもしれません。
けど、知っておけば対策することができる。
僕は、本書を読んで、
今のうちから考えて、しっかり行動しておけばなんとかなる!
と、新年早々に気持ちが燃え始めました。
では早速、成毛 眞さん著「2040年の未来予測」の要約まとめをお伝えしていきますね。
テクノロジーの進歩だけが未来を明るくする
本書では、未来を明るくする要素は、テクノロジーだけであると言い切っています。
最近では、5Gによって、通信速度が劇的に上がるといわれています。
しかし、あと10年ほどしたら、さらに進化した6Gが登場することになります。
6Gの通信速度は、5Gの10〜100倍。
4Gしか体験したことがない多くの人は、どれだけすごいことなのか想像できませんよね。
これによって起こるのが、すべてのモノがインターネットと接続されること。
我が家でも、スマートホームなどによってIoT化が進んでいるところですが、この勢いが加速度的に進捗します。
2010年には、インターネットにつながった機器は、一人2台だったそう。
それが、2040年には、1000台にもなるそう。
コンビニの無人化や自動運転など、あらゆるものがオートマチックになっていくのでしょうか。
先端技術が大好きな僕は、ワクワクしてたまりません。
年金、税金、医療費は予想通りな未来
少子高齢化は、必ず起こる問題です。
1950年には、12人で一人の老人を支えていたのが、2040年には、1.5人で一人の老人を支えることになりそうです。
本書で取り上げられている数字で、最も衝撃的だったことが、次の一文です。
10年前に比べて社会保険料の負担率は、ひとりあたり26%増えているが、賃金は3%しか伸びていない。
日本に住んでいる僕と同じくらいの若者にとっては、お先真っ暗としか言いようがありません。
いくら労働生産性を高めたところで、この数字は、あまりにハードルが高いものに感じます。
せめてでも、自分自身が、自分の子供たちに苦労させないように、対策をしておかなければいけないと思います。
衣・食・住は安泰ではない
未来を考える中で、頭の中から欠落していたことが、衣食住の問題です。
本書を読んで、安泰だとは思っていられないと危機感を覚えました。
というのも、日本は人口が減っていきますが、世界全体で見ると人口増加は続きます。
そして、途上国が経済成長すると、人は肉を食べるようになります。
世界の食肉の消費量は、2020〜2030年の間にそれまでのおよそ70%、2030〜2050年の間にさらに20%拡大すると予想されている。しかし、農地や畜産など食料生産に使える土地は限られている。
最近、代替肉が話題になっていますが、これだけ深刻な状況だと肯けます。
むしろ、肉だけでなく、魚や野菜などでも、代替品が生まれなければ、食糧難になってしまうのではないかと危惧してしまいます。
この分野においても、テクノロジーの進化が待たれるところです。
天災は必ず起こる
2020年は、新型コロナウイルス感染症によって、世界中が大混乱でしたよね。
しかし、これを”たまたま”起こった災害で終わらせてはいけません。
地球温暖化によって、もうすでに様々な災害が起こっていますよね。
また、日本に住んでいる場合は、地震だっていつ起こるか分かりません。
富士山の噴火だって、ずっと起こると言われています。
国や地方自治体任せでは、対策は不十分です。
自分自身の頭で考えて、住んでいる土地の危険性などを考慮しておく必要があります。
まとめ:未来は本当に暗いのか?
本書に書かれてある2040年は、ものすんごく説得力のある未来でした。
それも、暗い未来ばかり。
僕の中では、実際に起こっている未来が想像できてしまいます。
しかし、いま、悲観的になってばかりではいけません。
まだ、2021年。
日本全体、世界全体が進む方向性は変えることができませんが、自分のことなら変えることができます。
将来のリスク回避のために、何ができるのかを考えて行動することが大切です。
本書は、将来を考えるために、非常に役立つ内容でした。