【要約まとめ】人生確率論のススメ by勝間和代さん〜運がいいことが起こる回数を増やす方法〜
経済評論家 勝間和代さん著「人生確率論のススメ」の要約を紹介します。
本書は、運がいいことが起こる回数を増やしたい人にオススメです。ちょっとしたことでもラッキーなことが続けば嬉しい気持ちになりますし、自己実現への道が開けることになるでしょう。もし、運がいいことが起こる回数を増やせるものだったら、どんな手を使ってでもチャレンジしたいと思いますよね。
勝間和代さんは、本書の中で、ランダムに訪れる”運”を、いかに確率よく掴めるかについて言及してくれています。その最大のコツは、日常を数字に置き換えて考えるということです。そうすれば、確率計算ができるようになって、高確率で運がいいことが起こる方を選ぶことができるようになるのです。数字に対して苦手意識があるかもしれませんが、運を良くするために必要なことなので、チェックしてみてくださいね。
では早速、勝間和代さん著「人生確率論のススメ」についてお伝えしますね。
「人生確率論のススメ」の概要・目次
世の中には、運がいい人と悪い人がいると思いませんか?あなたは自分のことを、どちらの人間だと思いますか?ちなみに僕は、絶対に運がいい人間だと思っています。人生を振り返ってみても、運がいいと思う出来事がなんども起こっていると思うからです。
ただ、こうして運がいいということは、天から与えられた幸運というわけではありません。運がいい理由というのは、ちゃんと説明することができるのです。例えば、イギリスの心理学者 リチャード・ワイズマン氏が行った実験によれば、運がいい人というのは、次の4つの行動を実践しているのだといいます。
チャンスを最大限に広げる
虫の知らせを聞き逃さない
幸運を期待する
不運を幸運に変える
運というのは、自分の行動によって掴めるか掴めないのかが変わってくるのです。だから、いま自分のことが運が悪い人だと思っていても、運がいい人に変わることはできるので安心してください。
経済評論家 勝間和代さんは、確率高く運が掴めるような行動をしている人の元に、高い確率で成果がやってくると断言されています。自分が引こうとしているクジが、どんなクジなのかを理解して行動することが必要なのです。
そのためにはとにかく、数字を意識して生活することが重要になってきます。”運”というのはランダム要素が強いので、少しでも運がいいことが起こる確率を上げたいですよね。その計算のために、数字が必須なのです。本書を読めば、数字をどのように使えば運がいいことが起こる確率を高められるかがわかりますので、チェックしてみてください。
<人生確率論のススメ 目次>
第1章「運」は存在するのか?
第2章「運をつかむ」確率を高める
第3章「運を逃す」確率を減らす
第4章 チャンスに行動できない人の思考パターン
第5章 チャンスに選び間違わない、12のコツ
コラム
第6章 運をコントロールできれば、あなたの人生は変わる
日常を数字に置き換えて考える
なんでも数字で考える
運を良くするためには、「なんとなく」で選ぶことを減らす必要があります。みんなが買ってるから、なんとなく宝くじを買ったところで、お金持ちになれないのは分かりますよね。宝くじを買ってお金持ちになれる確率というのは、交通事故に遭う確率の400分の1くらいしかありませんからね。10キロの米粒の中から1粒を掴み取れるかどうかという確率らしいです。
またどこかへ行くときに、なんとなくで移動手段を選んでいませんか?なんとなく電車を使ったほうが早そうだとか、バスの方が空いてそうだとか。こういったことも、電車だと5分おきに乗ることができる、バスだとバス停まで10分歩くし本数も少ないという具合に考えてみましょう。
「なんとなく」という抽象的な要素ではなくて、数字で考えてみたことで、一気にどちらを選んだ方が良さそうかわかるようになりましたよね。どう考えたって、宝くじは買わない方がよさそうですし、電車を選んだ方が時間を有効活用できそうですね。
お金の使い方を考える
お金を使うときに、そのものの金額が高いか安いかを、どうやって判断していますか?僕は、自分がどれだけの頻度で使うかを考えることをクセにしています。
例えば少し前に、4万円の食洗機を購入しました。金額だけで見れば、かなりの高額出費です。しかし、一日2回×年間300日×3年くらい使うと見込むと、一回使うごとの食洗機の価格は約22円(40,000円➗1800回)になります。なので、22円を支払うことで、1回あたりの皿洗いに使っていた8分を節約することができることを天秤にかけると、4万円の食洗機は安いと判断しました(水道代や電気代を考慮しても、手洗いより食洗機の方が割安たと判断しました)。また、気分的にも皿洗いは好きじゃない家事だったので、やらなくて良くなるのは嬉しいことです。
他にも勝間和代さんは、固定費と変動費で値段を見たり、付加価値を考えたりして、モノの値段を見ているそうです。こうして数字で考えることで、お金の使い方も変わってくるのでオススメです。
運をコントロールしよう
勝間和代さんは、運をコントロールすることがうまい人というのは、確率を意識して努力を積み重ねている人だと言われています。すると、人生全体を見たときに、運がいい人になることができるというわけです。
そんな、運がいい人になるためには、とにかく数字を意識して生活することが必要になってきます。目の前の事象に対して、どんな行動を選択することが自分の都合がいいのかを、数字を用いて考えるのです。あなたの確率計算機が優秀であればあるほどに、運がいいことが起こる確率を増やすことができるようになります。
数字と聞いただけで拒否反応を起こしてしまうかもしれませんが、確率よく運がいいことを起こしたいのでしたら、計算する癖をつけてみてくださいね。運動と同じように、苦手であっても訓練することで鍛えることはできますよ。数字が苦手だった僕がいうので間違い無いです。