【要約まとめ】虚空の人(鈴木 忠平氏)〜清原和博の本当の姿が垣間見れる書籍〜
鈴木 忠平氏の書籍「虚空の人 清原和博を巡る旅」を読んだのでご紹介です。
清原さんは、国民的大スターでもあり違法薬物の関係で逮捕されたりと、なにかと話題になる人物です。
僕自身、父の影響で生まれた瞬間から野球に関わってきたので、清原さんのことは、テレビの中でよく見てきました。
最近では、YouTube「清ちゃんスポーツ」もよく見ていました。
なので、それなりに清原さんの人柄を知っているつもりでしたが、本書を読んで、また新しい一面に出会うことができました。
まるで小学4年生のような純粋な心を、今でも持ち続けているだな
テレビの中の「大物」というイメージから、一人の人間として見ることができるようになった気がします。
YouTubeを通じて、今でも苦しんでいることを知っていましたが、これからも応援したいと思えてきました。
本書は、清原和博という人間の本当の姿が垣間見れる一冊なので、野球好きさんはぜひ読んでみてくださいね。
では、ここからは、僕が思ったことを紹介していきますので、続きをどうぞ。
今までのイメージは、昭和の番長
僕の中の「清原和博」は、読売ジャイアンツで5番を打っている頃が最初です。
デッドボールは避けない。相手投手にガンを飛ばす。後輩選手を格闘技でしめる。
そんなような、昭和の番長のようなイメージでした。
おそらくテレビの中の清原さんしか知らない人は、だいたい似たような印象を持っているのではないでしょうか。
メディアでの報道のされ方も、ずっとこのような切り取られ方をしてきましたしね。
だけど、YouTubeを見ていると、昭和の番長からは想像ができないような「弱さ」が映し出されています。
いわゆる「口だけ」の人物のように、僕の目には映っていました。
だから、幼い頃から知っていたカッコいい清原ではなく、情けない腹の出たおじさんに成り下がってしまっていました。
本当の心は、昭和の少年のよう
しかし、本書を読んで感じたのは、あくまで僕が知っているのは、画面の中だけの清原和博だということです。
清原さんを慕う人たちが、なぜ清原さんを慕っているのかが、すごく伝わってきました。
イメージで言うと、「昭和の少年」です。
目上の人であったりお世話になった人に対しての礼儀は、自分には、できそうもないと思えるほどでした。
親しくしている後半のことを気にかけ続ける気持ちは、後輩からしたら涙が出てしまうくらいだろうなとも思います。
本書にも書かれていましたが、「感情のストッパーがない」という表現が、すごく適切だと感じます。
楽しいときには思いっきりはしゃいで、悲しいことがあったらドン底まで落ちていく。
そんな少年のような性格が、周りの人たちを惹きつけていくんだろうなと思いました。
まとめ
本書を読んで、なぜ清原和博という人物が、多くの人を魅了していくのかがわかった気がします。
それは、少年のような心の持ち主だからです。
だから、見ていて清々しいから応援したいし、何かあったら守ってあげたいと思わせることにもつながっているのでしょう。
僕自身も、本書を読んで、さらに魅了されてしまった一人です。
こんなことを言うと失礼ですが、たぶん清原さんは、これからも何か失敗をしてしまうことでしょう。
だけどそんなときでも、僕は、味方でいたいなと思いました。
そしてまた、テレビやYouTubeなどの舞台で、清原和博が活躍しているのを見たいなと思いました。
本書は、清原さんの本当の姿が垣間見れる書籍です。
過去に一度でも、清原さんを注目したことがある方は、ぜひ読んでみてください。
余談ですが、僕は、著者の鈴木 忠平氏が書いた書籍が大好きです。
この本を購入した理由も、内容が気になったということもありますが、鈴木 忠平氏が書いたということも大きな理由です。
中日ドラゴンズの元監督 落合博満さんのことを書いた「嫌われた監督」や北海道日本ハムファイターズの本拠地エスコンフィールドHOKKAIDOのことを書いた「アンビシャス」もオススメなので、どうぞ読んでみてください。