【要約まとめ】悩む力 メンタリストDaiGoさん〜クリティカル・シンキングの決定本!情報量が多すぎて超有益!〜
メンタリストDaiGoさん著 悩む力ー天才にすら勝てる考え方「クリティカル・シンキング」を読んだのでご紹介。
本書の第一印象としては、情報量が多過ぎて消化しきれないというものでした。
ページ数は250ほどと一般的な書籍と同じくらいなのですが、実用的な内容ばかりで、実践しようと思うと、一読しただけでは不可能。
とはいえは、どれも絶対に身に付けたい思考法ばかりなので、本書は、長いことデスクに置きっぱなしにすることになりそうです。
クリティカル・シンキングと聞くと、なんのことか分かりにくいかもしれませんが、分かりやすく言うと、次のとおりです。
正しい証拠をもとに合理的な結論を導き出すスキル
つまり、現代社会において、超絶有益な思考法というわけです。
仕事でもプライベートでも、間違いなく役立つスキルなので、すっごくオススメです。
この記事では、本書の要約をまとめてお伝えしていきますので、ぜひチェックしてみてください。
クリティカル・シンキングとは
クリティカル・シンキングを直訳すると「批判的思考」となります。
これを聞くと、誰かを批判するための思考法かと思われるかもしれませんが、全然違うのでご安心ください。
メンタリストDaiGoさんは、クリティカル・シンキングについて、次のように説明してくれています。
クリティカル・シンキングとは「人の思考には偏りがあるものだ」という前提をふまえたうえで、あらゆる仮説を立て、根拠をデータで証明し、具体的なゴールに向かって最適解を探し続け、できる限り偏りのない主張を構築していく作業のこと
これだけ聞くと、ちょっと分かりにくいですよね。
要するに、本書のタイトルにある「悩む力」が、クリティカル・シンキングのことと思います。
物事の本質を見抜いて、可能な限り正しい選択をするためのスキルのことです。
このようなクリティカル・シンキングを身に付けることで、仕事で成果が生まれやすくなりますし、人間関係だって良好になります。
はたまた、あなたのことを騙そうとしてくる人からも退避することもできちゃいます。
本書を読むと、メンタリストDaiGoさんが実践している具体例が山のように登場するので、活用方法のイメージが湧きやすいですよ。
ソクラテス式問答法をマスターしよう
クリティカル・シンキングの実践で、もっとも親しみやすいのが「ソクラテス式問答法」です。
古代ギリシャの賢者ソクラテスが、弟子を鍛えるために使った技法とのこと。
あくまで自分から具体的なアドバイスはせず、相手が自然と解決策を思いつくように導くのが「ソクラテス式問答法」の一番の特徴
具体的なやり方は、自分が抱える悩みがあったときに、脳内にソクラテスがいることをイメージします。
そのソクラテスに対して悩みを相談すると、ソクラテスから「根拠は?理由は?他のやり方は?」と疑問を投げかけられ、ひたすら打ち返し続けるというもの。
これを繰り返していくと、本質的な回答に近づけるというわけです。
気がついた方もいるかもしれませんが、まさにセルフコーチングですよね。
ちなみに本書では、もっと具体的な「ソクラテス式問答法」の質問が6つも紹介されていますよ。
①明確化の質問
②前提調査の質問
③根拠の質問
④視点の質問
⑤影響と結果の質問
⑥疑問の質問
考える力を養う5つのトレーニング
「ソクラテス式問答法」に加え、さらにレベルアップしたトレーニング方法も紹介されています。
どの方法も実践できたら効果が絶大であることが、メンタリストDaiGoさんの活用事例でわかります。
(1)弁証法的ライティング:思考を文字にして考える
(2)CAT法:4つの質問で普段と違う思考を鍛える
(3)CLS法:他人との議論で思考力を高める
(4)ケーススタディ法:事例をもとに思考を鍛える
(5)WOOP+C:目標達成の技法をクリティカル・シンキングに応用する
正直にいって、身に付けられたら最強の自分になれる気がしますが、僕は、消化不良を起こしてしまいました。
どれも濃厚なスキルなのですが、情報量が多過ぎてやばいです(いい意味で)。
クリティカル・シンキングを学んで、考える力を強化したい人にとっては、ものすんごく有益な本になるはずです。
「悩む力」まとめ
クリティカル・シンキングを身に付けると、仕事で成果を出しやすくなりますし、プライベートの充実につながること間違いありません。
また、あなたのことを騙そうとしてきた人を回避することもできますし、逆に、他人をあなたの思い通りに動かすこともできるようになっちゃいます。
メンタリストDaiGoさんも
昔からもっとも重要視している考え方です
と言っている意味が、本書を読んで理解できました。
実践できるようになるまで訓練が必要ですが、身につければ間違いなく人生の質が上がるはずです。
クリティカル・シンキングを身に付けたい方は、必読の本ですよ。