【レビュー】先送り0(jMatsuzakiさん、佐々木 正悟さん)-タスクシュート時間術の真髄が記された一冊-
世界初のタスクシュート認定トレーナーの”ぞの(@z02n05)”です
世に出るのを待ちに待った「先送り0」が出版されましたので、紹介させてください。
書店には、あらゆる仕事術が溢れていますが、ぶっちゃけ「先送りゼロ」を覚えておくだけで充分です。
タスク管理が大好きで、さまざまな仕事術を試してきた僕が言うのだから、間違いありません。
いまでは、タスクシュートを使って「先送りゼロ」を実践さえしていれば、人生はうまく回ると感じています。
僕がタスクシュートの認定トレーナーだからだと思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
この瞬間から、あなたが「先送りゼロ」を実践していただけたら、この効果を感じるはずです。
では早速、「先送り0」について、熱くお伝えしていきますので、1日だけでも実践してみてください。
先送りゼロとは
そもそも先送りゼロとは、あなたの想像通りの内容で、7割くらい正解です。
しかし、残りの3割が大事なので、耳を傾けてください。
本書では、先送りゼロを、次の3原則として定義しています。
①1日の初めに今日やることを決める
②1日の終わりに先送りした数を数える
③1分でも手をつけたら「先送り」とはしない
ポイントは、「1分でも手をつけたら」というところ。
決して、完了させる必要はないのです。
プレゼン資料を作るために、白紙のファイルを用意するだけでもOKです。
本を読むために、目次を眺めるだけでもOKです。
とにかく、着手さえしたら、「先送り」というラベルは不要です。
やること自体は、とっても簡単ですよね。
先送りゼロの効果
では一体、「先送りゼロ」を実現した先には、どんな景色が待っているのでしょうか。
体感したことがない人にとっては、「たかが1分だけ着手して、先送りをなくしたところで…(失笑)」みたいに思われるかと思います。
しかし、タスクシュート認定トレーナーである僕が、断じて違うと断言します。
「先送りゼロ」の効果を説明するためには、先送りが習慣になってしまっている人のことを想像するのがわかりやすいです。
おそらく先送りが習慣になっている人は、このような人たちかと思います。
- 仕事に支障が出る
- 結果が出なくなる
- 自責の念を持つ
これが、「先送りゼロ」が当たり前の習慣になっている人は、少なくとも、この3つの恩恵が受けられます。
- 信頼が増す
- 選択肢が増える
- 安心できる
なぜ、このようなメリットを享受できるのかというと、自分がやると決めたことを着手できているおかげで、自分との信頼関係が強固になっているからです。
そしてまた、確実に着手することができているので、タスクに見通しを立てることができるからです。
一言で効果をいうならば、「不安」という言葉が、自分とはかけ離れた存在になります。
「先送りゼロ」には、そんな素晴らしい効果があるのです。
先送りゼロとタスクシュート時間術の関係
「先送りゼロ」を実践するためには、紙とペンがあれば充分です。
わざわざお金を支払って、何かを購入しなくても、「先送りゼロ」を実践することはできます。
しかし、「先送りゼロ」の効果を、最大限に発揮させたい場合は、タスクシュート時間術との組み合わせが最強です。
タスクシュート時間術と先送りゼロを組み合わせると、次のようなサイクルが生まれます。
- 今日、何を実行するかを書き留める
- 実行したら、何時から何時まで実行したかを記録する
- 記録を元に、明日以降も実行するかどうかを決める
このサイクルを実行することで、筋トレによって筋肉が育っていくかのように、実行できるタスク数を増やしていくことができます。
実行した記録があるから、次に実行するときに、だいたいどれくらいの時間が必要かが分かります。
初めのうちは、バカバカしいくらいに少ないことしか記録できないかもしれません。
しかし、「先送りゼロ」を前提としたタスクシュート時間術を使うにつれ、2度と手放すことができないツールになることでしょう。
実際に僕は、タスクシュート時間術を主軸(本線)として、人生におけるすべての事柄を、自分の満足のいく状態で回すことができていると感じられています。
仕事術は「先送りゼロ」だけで良い
あらゆる仕事術を試してきた僕ですが、現在、まともに使っている仕事術は、「先送りゼロ」を前提投資たタスクシュート時間術だけです。
僕は、本業のサラリーマンで、超巨大プロジェクトを中心となって実行していますが、進捗に関して、不安を感じたことはありません。
というのも、実行すると決めてあるタスクが、確実に着手していることを把握できているからです。
もちろん自分だけではなく、プロジェクトメンバー全員が着手していることは確認しています。
たった「着手」するだけで、本当に不安がなくなるからすごいのです。
もし「着手」ができていなかったら、「本当にこれでうまくいのだろうか」「期限に間に合わせることはできるのだろうか」と心配で眠れなくなるのが想像できます。
「すべてのタスクを洗い出す」とか「綿密なスケジュール管理」なんかは、ほとんどやっていません。
ただただ「着手」さえ管理しておけば、プロジェクトを進めることができてしまいます。
「そんな甘い考えでは、納期に間に合わない!!」という声も聞こえてきますが、こういう場合のほとんどは、そもそも納期に無理があるケースにしか出会ったことがありません。
やると決めたことを、着手さえしていれば、たいていのことはうまくいくので、ぜひお試しください。
さいごに
自分がタスクシュート認定トレーナーであることを差し引いても、「先送りゼロ」は、最強の仕事術であると強く言いたいです。
さらに、タスクシュート時間術と組み合わせて活用することで、今後あなたは、2度と「時間がない」と感じることはなくなるでしょう。
だって、冷静に考えてみてください。
この世の中から、時間が消滅してしまったことなんて、一瞬たりとも存在しないですよね。
「時間がない」と感じてしまっているのは、先送りが習慣になってしまっていることに起因しています。
けど、もう大丈夫です。
いまから「先送りゼロ」を実践していただければ、あなたも時間的豊かさを手に入れることができますよ。
▼タスクシュート時間術については、こちらの記事をご覧ください。
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