【要約まとめ】敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法 by根本裕幸さん〜自分らしく生きるために役立つ本〜
心理カウンセラー 根本裕幸さん著「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」の要約をご紹介します。
本書は、「自分らしく生きたい」と願うすべての方にオススメです。僕がこの書籍を手に取ったのは、自分に対して自信が持てなかったり、他人の目を気にしてしまったりして、やりたいことが分からないと感じていたからです。本書で言うところの「敏感すぎる人」に該当していました。
そこで、本書で紹介されている7日間で自分らしく生きられるようになるプログラムを真剣に実施して、他人に対してビクついていたのが大幅に軽減されました。そして、Points of Youを使ったコーチングセッションがやりたいという願望が湧いてきたのです。
では早速、心理カウンセラー 根本裕幸さん著「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」についてお伝えしていきますね。
敏感すぎる人の特徴
本書で言っている「敏感過ぎる人」とは、次のような特徴を持っている人のことです。
- 周りの顔色を常に伺ってビクビクしている
- 他人の評価が気になってしかたがない
- 嫌われないために、なんでも頼まれたら引き受けてしまい、断れない
- 人と会った後、どっと疲れてしまう
- 自分の意見を求められると頭が真っ白になってしまう
ここだけの話、僕も敏感過ぎる人に該当していました。周りの顔色を伺うことは常でしたし、他人の評価も気になって仕方ありませんでした。自分でも、他人軸で生きていることを認めていました。しかし、他人軸で生きる人生なんてまっぴらごめんです。どうにかして、自分らしい人生を歩みたいです。
自分を変えるため足掻いていた時に出会ったのが、心理カウンセラー 根本裕幸さん著「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」でした。「7日間で」という手軽さ惹かれて手に取ってみて、全力で自己肯定感をあげるプログラムに取り組みました。
自分らしく生きるための7日間プログラム
ここからは、自分らしく生きるための7日間プログラムについて、僕の内省した感想とともにお伝えします。
1日目から3日目までは、自分に意識を向けるワークを行います。この最初の3日間は、本当にキツかったです。本書を読みながら、また、ワークをやりながら、ずっと涙を流していました。
けど、最初をしっかりやったおかげで、4日目からは、少しずつ心に晴空が広がってきた感覚を覚えました。体が軽くなった感じとでもいうのでしょうか。少しずつですが、自分らしさを取り戻すことができてきました。
それでは、プログラムの内容をご紹介します。
1日目:今の自分に意識を向ける
自己肯定感を高めるためにまず大切なこと、それは自分を客観的に見つめることです。
他人軸で生きている状態というのは、自分で考えていることと他人に対して考えていることが、ゴチャゴチャになっている状態と言えます。
「自分はどうしたいのか?」と言われて困ったり、他人のために「どうすべきか?」と考えたりしていませんか?1日目では、これらの原因を探していきます。
例えば僕の場合、「ご飯は何がいい?」と聞かれると困ることがあります。それは、自分がこれが食べたいと言った時に、相手が好きじゃないものだったら嫌だからです。その奥には、嫌われてしまうのではないかという恐れを感じていることを見つけました。
1日目では、このように自分に意識を向ける解説とワークが用意されています。
2日目:過去を見つめなおす
敏感すぎる自分になったきっかけを思いだそう
2日目は、過去の出来事を思い出していきます。ショックだったことや恥ずかしかったことなど、些細かもしれないけど、敏感すぎる自分になった原因を探していきます。
ポイントは思い出して嫌な気持ちになるかどうか
僕の経験談からいうと、もし思い出しても嫌な気持ちにならなかったら、それはもう大丈夫になっていることが多いです。けど、嫌な気持ちになることには、自分をせき止めている何かが隠れているということ。
例えば僕は、授業参観のとき母親の前でカッコつけようとして、手を挙げて発表しことがあります。そしたら、答えを間違えてしまい、頭の中が真っ白になったことがあります。探求していくと、これが人前で話すことを苦手にしている原因の1つでした。
思い出すのは辛いことですが、自分らしさを取り戻すために必要なワークなので、頑張って取り組みましょう。
3日目:過去の家族関係を見つめなおす
家族との関係は、自分らしさを妨げている原因No.1です。僕は定期的にカウンセリングを受けているのですが、いつも話題は、家族との関係にたどり着きます。
ワークでは、どんな両親だったのか思い出したり、両親に言われた印象に残っている言葉を書き出したりします。
この3日目を体験した僕から、これからやってみようと思っている人に言えるのは、「とにかく号泣しましょう」ということ。自分を掘り下げていくのは、3日目までです。だから、ここで頑張ってワークに取り組んで、号泣しておきましょう。
4日目:自己肯定感を高める
4日目からは、「自分軸」を確立していきます。3日目までとは打って変わって、心が晴れやかになっていくので、全力で楽しみましょう。
僕は、この4日目にある、落ち込んだときに、自己肯定感を高める二つの言葉がとっても大好きです。
「これが私だから」「これも私だから」
一回でもいいから、唱えてみてください。僕は、他人軸になっていると気がついたときに、自分に対して言ってあげたら、心がスーッと軽くなる気がしました。4日目では、このように自分のことを自分で受け入れていきます。
「これが私だから」「これも私だから」
辛くなったときのために、絶対に覚えておいてくださいね。
5日目:自分のペースで人間関係を築く
敏感すぎる人は、他人との距離感をどうとればいいのか分からないケースが多いのではないでしょうか。僕も、他人との距離感は、イマイチ分からない人間です。それ故に、他人との関係では、かなり頭を悩ませてきました。
5日目では、こうした他人への感情を、とにかく吐き出すことをやりまくります。ノートを用意して、他人(知っている誰か)のことについて、「今」感じていることを書き出します。
こうして感情を吐き出すと、少しスッキリした気分になって心に余裕が生まれることでしょう。そしたら今度は、他人はどんな感情だったのかを理解することを行います。「どうしてあの人は、あのとき、あんな態度をとったのだろう?」という具合です。
こうしたワークを行うことで、心の壁が取り除かれていくのを感じることができるはずです。
6日目:敏感であることを強みにする
敏感すぎる人は、自分の敏感さをデメリットに捉えがちです。しかし、見方を変えれば、これは「人の気持ちがわかる」「優しくできる」という人間関係を築いていくうえでの強みでもあります。
6日目では、こうした敏感すぎる人の特徴を生かした、自分らしく生きる方法を知ることができます。例えば、敏感さを生かして、信頼関係をつくる方法があります。敏感な人は聞き上手であることが多いので、信頼関係を築きやすいのだそう。
著者の根本さんも、敏感すぎる経験がありながら、現在は信頼を積み上げて心理カウンセラーとして活躍している一人です。人の話を聞くことで信頼を築くのは、敏感すぎる人の特技かもしれないですね。
7日目:自分が本当にしたいことを実現する
最後の7日目では、このことについてフォーカスが当たります。
「自分が本当にしたいことは何か」
なのでワークでは、自分がやりたいことを書き出します。僕は年末になると必ず翌年にやりたい「夢リスト」を書くのですが、気分が高揚してやる気が溢れてきます。しかし、いきなり書けと言われても難しいでしょうから、大小構わずなんでも書いてみるのがオススメです。
そしてまた、7日目では、1日目からの振り返りを行います。本を読み始める前とワークをやった後では、どんな変化が起こっているのかチェックするのは、とても面白いです。なぜなら、自分の内面が、まるっきり変わった感じがするのですから。
自分らしく生きていこう
7日間で自分らしくいきられるようになるプログラムを実践してみて、自分自身に変化が起きたことを感じています。
今まで感じていた、自分に対して自信のなさや、他人の目線などが、大幅に改善されました。その結果、大好きなPoints of Youのコーチングセッションをやりたいと、胸を張っていうことができます。
ただ、これから先の長い人生において、また敏感過ぎる人になってしまうことは大いにあり得ることです。そんな時には、根本さんのこの言葉を思い出すことにします。
自己肯定感を高めて自分らしく生きていくということは、他人とかかわりながら、傷つくことや落ち込むことがあっても、その都度、自分自身への理解を深め、前に進んでいくことだと思います。
本書は、自分らしく生きたいと願うすべての人におススメです。7日間のプログラムに取り組むと、自分の中で気付きがあるはずです。ぜひ、実践してみてくださいね。
もし誰かの手が借りたくなったら、僕のPoints of Youによるコーチングセッションを試してもらえると嬉しいです。よろしくお願いします。