上司からの何気ないお礼の一言「ありがとう」が、心に沁みて嬉しかった話
上司からの何気ないお礼の一言「ありがとう」が、心に沁みて嬉しかった話を紹介します。
4月から、少し苦手だなと思う上司と仕事をしていました。上司が考えていることがよく分からないですし、会話をしてもなかなか続きません。それでいて、自分の上司の顔色ばかり伺っていたり、見えないところで誰かを馬鹿にしていたりして、どうも好きになれませんでした。
けどしかし、サラリーマンである以上、上司は自分で選ぶことは難しいですし、上司か自分を人事異動で別の部署へ異動させることは困難です。なので、どうにかして、上司と仲良くなって仕事をやりやすくしたいと考えていました。
そんなある日、僕が上司から頼まれた仕事を、自分なりに調べて仕上げました。すると上司から、「ありがとう」と言われたのです。いや、普通のことなのですが、そのお礼の一言は、いつもと違う感じがしました。気持ちがこもっている気がしたのです。
以来、少し苦手だなと思う上司との関係が、緩やかになってきました。まだ雑談ができるほどではありませんが、仕事の話を何気なくできるようにはなってきました。当然、仕事がやりやすくなったことは言うまでもありません。
このような、上司からの何気ないお礼の一言「ありがとう」が、心に沁みて嬉しかった話を詳しくお伝えしますね。
「ありがとう」が嬉しかった話
どうも好きになれない上司
今の上司と一緒に働き始めたのは4月からでした。お互いに配属されたばかりで仕事に慣れていなかったこともあり、自分の仕事に手一杯でコミュニケーションを取る機会は少なかったです。
けどしかし、時間が経つにつれて、だんだんと上司の特徴が分かってきました。一言でいうと、どうも好きになれないタイプです。
- 部下の話に聞く耳を持たない
- 自分の上司の顔色ばかり伺っている
- 椅子にふんぞり返っているだけで仕事をしない
- 飲み会の席だけやたらと元気になる
- 見えないところで誰かを馬鹿にしている
と、悪いところに目を向けないようにしても、ここに挙げたようなところが気になって仕方ありませんでした。
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頼まれた仕事を、自分なりに調べて仕上げた
そんなある日、苦手な上司から仕事を頼まれました。他の部署との調整が必要で、集めた情報を分析し、プレゼン資料を作るというものです。
この仕事自体は、やりがいのあるものでしたし、僕の得意なことなので、楽しみながら行いました。そして、スピード重視で、クオリティは低いけれど、要点をまとめた資料を作ることができました。
予想外に喜んでくれて、お礼を言われたことが嬉しかった
このプレゼン資料を作ったときに、苦手な上司にお礼の一言「ありがとう」と言われたのです。いや、お礼を言われるのは、今回が初めてのことではありません。けどしかし、この「ありがとう」は、いつもと違う感じがしました。
初めて気持ちが入っているお礼を言われた感じ。仕事の出来を認められた感じ。アドラー心理学でいう「横の関係」ができた感じ。
とにかく、いつもと違った「ありがとう」だったので、なんかとっても嬉しかった。
上司との関係が緩やかに
この仕事をやって以来、上司との関係が劇的に変わりました。今まで以上に、仕事の話をするようになりましたし、笑い話もされるようになりました。
おそらく、僕が感じていた上司への苦手意識が薄れたことによって、上司も話しかけやすくなったのかと思います。そしてまた僕も、上司との壁が低くなった感じがあるので、上司に近づきやすくなりました。
当然、仕事がやりやすくなったのは言うまでもありません。
感謝の気持ちを声に出せていますか?
たった一言のお礼「ありがとう」と言われただけで、ものすんごく気持ちが変わりました。ようやく職場の一員として認められた感じです。
好きになれずに苦手意識を持っていた上司でしたが、だいぶ苦手意識がなくなりました。
感謝の気持ちを表してもらえるって、ここまで嬉しいことだと思わなかったですし、変化を起こす言葉だと知りませんでした。
あなたか誰かに対する感謝の気持ちを、声に出すことはできていますか?