新潟県にある「光の館」を鑑賞してきたので紹介します。
この作品は、日本で見ることができる数少ないジェームズ・タレル氏の作品のひとつ。
しかも、宿泊することもできるという、非常に珍しい作品です。
今回は、見学だけでしたが、いつか宿泊したいという気持ちが高まりました。
というのも、宿泊者しか見ることができない景色や体験できないようなことがあるからです。
その一部始終だけは体験できたので、この記事でお伝えしていきますね。
「光の館」のレビュー
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光の館の外観は、昔ながらの巨大な家や寺院のような雰囲気を醸し出しています。
2階建ての造りになっていて、入り口は2階という珍しい感じです。
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建物に入って右の部屋には、ジェームズ・タレル氏の、あの作品が現れます。
地中美術館や21世紀美術館で何度も観てきた作品ですが、どこも少しずつ雰囲気が違っていて面白いです。
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畳の部屋なので、寝っ転がって贅沢に天井を眺めることもできます。
時間制限がなくて他の見学者もいなかったので、少しだけウトウトしてしまいました。
それくらいに落ち着く空間なのです。
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光の館は、本当に家みたいになっていて、こんな廊下もあります。
周辺が緑に囲まれていて、夜なんかは、きっとめちゃくちゃ静かなんだろうなと想像できます。
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遠くを見渡すと、こんな景色が広がっています。
穏やかな時間を過ごしたい人にとっては、最高の場所です。
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ゆっくりしていると、なんと雨が降ってきてしまいました。
すると、屋根が動き始めて、天井に蓋が覆いかぶさってきました。
これはこれで非常に貴重な体験ができたので、個人的には、とっても満足。
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光の館は、宿泊することもできるため、キッチンも用意されています。
建物の作りに似合わず、かなり先端的なキッチンだと感じました。
また、料理をしながら緑が見えるっていうのも最高ですよね。
宿泊する場合には、ここで料理をするか仕出しを注文するかを選ぶことができるそうです。
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見学だけでも、1階に進むことはできます。
ここが宿泊してみたいと思えるポイントの一つなので、忘れずに覗いてみてくださいね。
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なんと1階には、モノすんごく開放的なお風呂があります。
中から外が丸見えです。
ということは、外からも中が丸見え状態。
いろいろと想像してしまうところですが、こんな景色を見なからまったりとお風呂に入れるのは贅沢です。
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お風呂の隣には寝室があって、ジェームズ・タレル氏の光の作品が用意されています。
これも夜には、どうやって見えるのだろうかと、すごく気になりますよね。
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また、一番メインの空が見える部屋は、夜になると、見え方がこの写真のように変化するようです。
どういう仕組みなのかはわかりませんが、色の変化を楽しめるなんて、めっちゃ最高ですよね。
きっと僕だったら、この部屋で一夜を過ごしたいと、一緒に宿泊する人に交渉すると思います(笑)
「光の館」の周辺作品
光の館の周辺には、歩いて回れる範囲に、いくつも作品が点在しています。
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木々が生い茂る小道を入っていくと、一見、なんの作品がわからないものが現れます。
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しかし、裏側に入って、作品の中に入ってみると、ご覧の景色を堪能できます。
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他にも、歩いていると、いろんな作品たちと出会うことができます。
光の館に来たときには、周辺作品たちも堪能していってくださいね。
「光の館」の概要
作家
- ジェームズ・タレル
アクセス
営業日時
期間 | 料金 |
---|---|
4月1日~10月31日 | 11:00-15:30 (15:00受付終了) |
11月1日~11月13日 | 11:00-15:00 (14:30受付終了) |
宿泊料金
▼施設利用料
期間 | 料金 |
---|---|
4月1日~11月30日 | 30,000円 |
12月1日~3月31日 | 25,000円 |
▼一人当たり利用料
曜日 | 料金 |
---|---|
土・日・祝 | 一般(中学生以上)6,000円 / 小学生 3,000円(小学生未満無料) |
月~金(平日) | 一般(中学生以上) 5,000円 / 小学生 2,500円(小学生未満無料) |
鑑賞料金
600円
※大地の芸術祭パスポートを持っている場合は、無料。
宿泊について
宿泊の際はタレル氏が、3家族がこの館で一晩交流することを望んでいるため、
https://hikarinoyakata.com/equipment/
少人数でお申し込みの場合は同泊をお願いすることがあります。
「光の館」のまとめ
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周辺が緑に囲まれた光の館は、最高の癒しスポットだと感じました。
畳に寝転がりながら、空を見上げることができて、すごい幸福感です。
いつか、ここから夜空を見上げてみたいと誓ったことは言うまでもないです。
本当に最高な場所なので、ぜひ足を運んでみてくださいね。