入社一年目のとき、仕事ができない自分を変えていった4つの方法
入社一年目のとき、仕事ができない自分を変えていった4つの方法を紹介します。
僕は、入社してすぐの新人のとき、自他共に認めるほどに仕事ができない人間でした。教えてもらったことはすぐに忘れ、頼まれたことも失敗だらけ。当時の上司から「あのときのお前は本当に酷かった」と言われるほどです。
自分でも、一生懸命に頑張っているのですが、どうも仕事ができないと感じていました。仕事のやり方が問題なのか、記憶力が悪いだけなのか、要因がたくさんありすぎてわかりませんが、とにかく仕事ができない人間だったのです。
しかし、2年目に突入してから、僕は覚醒したように仕事を覚えていきました。これも当時の上司からですが、「2年目からのお前は、めちゃくちゃ伸びた」と言われるほどに。おそらく、1年目のときに、仕事ができないなりに積み重ねてきた努力が芽を出したのでしょう。
では早速、仕事ができない自分を変えていった4つの方法をお伝えしますね。
仕事ができない自分を変えていった4つの方法
分からないことは「分からない」と言う
当時の僕が、とてつもなく意識していたことは、分からないことを「分からない」と白状することです。分かったフリをして、その場をしのごうとすることだけは、絶対にしないようにしました。
分かったフリをしてしまうと、絶対にあとで痛い目をみることになるからです。例えば、周囲から「分かっていると思ったから言わなかった」「あの時、分かったって言っただろ」と言われるような事態が起こり得ますよね。
ただ、「分からない」と認めることは、最初のうちは勇気が要りました。なぜなら、「僕は仕事ができません」と言っているような気がしたからです。あと、教えてくれている人に、どこか申し訳ない気もしたからです。
それでも僕は、分からないことは「分からない」と言い続けました。おかげで周囲は、僕が「分かった」と言うまで教えてくれるようになったので、結果的に早く仕事ができるようになりました。
コッソリ図書館で勉強した
「分からない」と白状することは、自分の中では、悔しいことに分類されていました。負けを認めているような感覚とでも言うのでしょうか。
そのため僕は、コッソリ図書館へこもって勉強もしていました。
入社一年目のときは、右を見ても左を見ても、すべてが未知のことばかり。だから、人よりもたくさん時間を使って、努力しなければいけないと思ったのです。
この甲斐あってか、少しずつ仕事の全体像が見えてきたのを覚えています。
いちいちメモを取る
仕事を覚える上で定番の方法ですが、「いちいちメモを取る」ことも徹底しました。
株式会社SHOWROOM代表 前田裕二さん著「メモの魔力」にも精神科医 樺沢紫苑さん著「学びを結果に変えるアウトプット大全」にも書かれてありますが、メモによるアウトプットは記憶への定着力をアップさせる効果があります。
出来ればメモを見返すことも習慣にしたほうがいいのですが、難しければその場限りのメモでも効果アリです。ちなみにこの習慣は、働き始めて8年目になっても続けていますよ。
上司や先輩をよく観察した
最後に、上司や先輩をよく観察したことも、仕事を覚えるために行ったことです。
入社一年目のときは、目の前のことに盲目になりがちです。僕も最初のうちは、与えられた仕事を覚えるので精一杯。
けどしかし、ある時から、上司や先輩がどんな仕事をしているのか気になり始めたのです。そして、よく観察するようになりました。いや、正確にいうと、どんな仕事をしているのかを聞くようになったのです。
これによって、仕事の全体像がよく見えてきて、いま自分がやっている仕事の意味が分かってきました。そして、数々の点が線へと変わっていくかのように、仕事と仕事の結びつきが分かってきたのです。
このことが、僕を成長させてくれた大きな要因だったことは間違いありません。
「仕事ができない」と諦める前にできることはある
入社一年目のとき、僕は自分の仕事のできなさに呆れて、もう逃げ出したくなっていました。給料をいただいているのが申し訳ないくらいに、誰の役に立つこともできなかったのです。
けどしかし、そこで諦めなかったのが、当時の僕の偉いところ。仕事ができないなりに努力することで、今までの自分を変えることができたのです。
今では、当時の上司と笑いながら、入社一年目のときの話をすることができるようにまでなりました。
なので、「仕事ができない」と諦める前に、ほんの少しだけ努力してみてくださいね。