【要約まとめ】やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学〜目標の達成率を上げる方法を学べる本〜
ハイディ・グラントハルバーソン氏著「やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学」の要約まとめを紹介します。
本書は、目標の達成率を上げたい人にオススメです。
「夏までに腹筋が割れるくらいなりたい」「プログラミングのスキルを身に付けたい」などと目標を立てても、なかなか達成することは難しいですよね。
目標を立てた直後は、やる気に満ち溢れているけど、気がついたら挫折してしまうというパターンは、よく経験しているところではないでしょうか。
本書では、挫折しないための方法、つまり、やり抜くために行うべき習慣が9つピックアップされています。
どれも使い古されたようなシンプルなものですが、シンプル故に重要な習慣であるとも言えます。
なのでもしあなたが、目標の達成率を上げたいと願うなら、本書は非常にオススメです。
では早速、「やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学」についてお伝えしますね。
やり抜く人の9つの習慣
目標に具体性を与える
目標を達成するためにやるべき習慣の一つ目は、目標を具体的にすることです。
「痩せたい」ではなく、「3キロ痩せる」の方が、具体的なので、ゴールまでやり切る可能性は高くなります。
そしてまた、ゴールまでの道のりも具体的にすることがオススメされています。
例えば、3キロ痩せるために、週に3回ジョギングをするという具合です。
ポイントは、
「私にとって成功とは何か」そして「成功への障害は何か」この2つを繰り返し心の中で考える
ことです。
目標達成への行動計画をつくる
目標を達成するためには、実際の行動計画を立てることも有効です。
オススメは、毎日見るスケジュール帳やカレンダーに、あらかじめ予定を入れておくことです。
たとえば僕の場合は、TaskChute CloudというWebサービスを使って、土日に「ランニングする」というタスクが表示されるようにしています。
そのおかげで、今では、2ヶ月ほどランニングの習慣を続けることができています。
目標までの距離を意識する
目標を設定し、行動計画を立てることができたなら、あとは実行するだけです。
その際に大事なのは、目標に対するフィードバックを得ることです。
ちゃんと体重を落とすことができているのか?学習したことは身に付いているのか?などを、定期的に測る必要があります。
現実的楽観主義者になる
本書によると、
「望むことは簡単にできる」「ほしいものは簡単に手に入る」と考えると失敗の確率が高まる
という研究結果があるそうです。
目標達成に向けて油断が生じてしまって、準備を怠ってしまうからだそう。
そこで大事なのは、
目標達成が簡単ではないことを意識する
ことです。
目標を達成できると信じることは大事なのですが、達成するまでの道のりは険しいと覚悟しておいたほうが、目標の達成率は上がります。
「成長すること」に集中する
目標に向けて努力をしているときの気持ちとして、
「今できなくても、できるようになる」
と信じることが大事だとも言われています。
あなたの能力は無限大で、努力次第でどれだけでも伸ばすことができます。
もし失敗しても、必ず立ち直ることが可能です。
こんなモチベーションで努力し続ければ、必ず目標は達成されるはずです。
「やり抜く力」を持つ
最近では、「GRIT」という言葉が注目されるようになりました。
グリットとは、困難にも屈せず、長期的な目標達成に向けて努力を尽くす「やり抜く力」
このやり抜く力というのは、生まれ持ったものではなく、努力や経験によって、鍛えることができるものです。
なので、自分にやり抜く力がないと思っていても、あなた次第で、どうにかすることができます。
必ず成長させることができますので、信じて努力を重ねていきましょう。
筋肉を鍛えるように意志力を鍛える
意志力は、取り組む価値があると思うことを続けていれば、強化していくことができます。
ただし、時には、やめたくなる瞬間がやってくるでしょう。
そんな時あなたは、誘惑に打ち勝たなければいけません。
その方法として、意志力が強い人のことを思い浮かべるとか、小さな目標を達成していくなどがありますよ。
自分を追い込まない
困難な目標を立てる際は、2つ以上同時に取り組むことは避けるべきことです。
例えば、禁煙とダイエット、禁酒などは、組み合わせて取り組んでも、すぐに挫折してしまうことでしょう。
困難な目標に取り組むときは、自分を過信しすぎず、一つずつキッパリと取り組んでいくことが成功の鍵です。
「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する
目標を達成するためには、やめることよりやるべきことに意識を向けたほうが成功率が上がります。
「シロクマのことだけは考えてはいけない」
と言われたら、シロクマのことで頭がいっぱいになってしまうのと同じで、やめることばかり考えていると、逆にやめることが難しいものです。
そのため、「〜しない」という目標を、「〜する」というように置き換えて、目標設定するようにしましょう。
まとめ
ここまで紹介してきたことが、目標を達成するためにあなたができることです。
どれもシンプルで、どこかで聞いたことがあるようなものかと思いますが、それ故に、効果は絶大だということです。
目標を立てても挫折してしまった経験を思い出してみると、どれかの習慣が欠けてしまっていたのではないでしょうか。
しかし、これでもう大丈夫です。
これから目標に向けて努力を重ねる際は、ここで紹介した習慣を意識していれば、必ず達成できるはずです。
さあ、これから一緒に頑張っていきましょう。