【要約まとめ】心理的安全なチームって、どうやってつくるの?by岸野道子さん〜Google流「効果的なチーム」の最重要事項が学べる本〜
製薬メーカーの研究部門長として働く岸野道子さん(通称:mimiさん)著「心理的安全なチームって、どうやってつくるの?」の要約まとめを紹介します。
本書は、Googleによる「効果的なチーム」のための最重要事項である「心理的安全性」を実現するためのチーム作りについて学ぶことができます。
mimiさんは、会社の管理職として働きながら、ストレングスファインダーのコーチや、しなやかマネジメントコーチ、僕と同じPoints of Youコーチなど、人間関係を豊かにするための勉強を続けてられた方です。
本書からは、mimiさんが実際に学んできたことや試してきたことが紹介されているので、内容が実践的となっています。
特に、会社のリーダー的ポジションで働いている人にオススメです。
この記事では、本の内容を要約してお伝えしていきますので、このまま続きを読み進めてくださいね。
心理的安全なチームとは
「心理的安全性」は、Googleによる「Project Aristotle」という「効果的なチームを可能とする条件は何か」を導き出すためのプロジェクトによって、世界中に知れ渡った考え方です。
もともとは、ハーバード大学 エイミー・エドモンソン氏によって、「チームの心理的安全性」という概念が生み出されました。
心理的安全とは、次のような状態のことです。
メンバーが安心して自分をさらけ出せる状態、仕事用の仮面を被らずに、本来の自分を出して何かを言っても、怒られたり馬鹿にされたりしない安全な雰囲気
あなたの職場は、このような状態になっていますか?
もしこのような雰囲気の組織であれば、確かに生産性が上がって、仕事の成果を生み出せそうですよね。
本書では、「リーダーの在り方とチームビルディング」という視点から、心理的安全なチームの作り方について解説されています。
リーダーの在り方とチームビルディング
組織のリーダーに必要なことは、
「全体最適」マインド
です。
自分のため、上司のため、特定の人のためではなく、会社全体の利益につながるような考え方をする必要があります。
これを実行するためには、自分自身のことを理解し受け入れることが重要です。
例えば、Gallup社による「ストレングスファインダー」のテストや、Points of Youによるコーチングなどを受けてみることが、オススメです。
そして、心理的安全なチームを作るためには、メンバーとの信頼関係が必要不可欠です。
そのためには、
自分の存在そのものを肯定するのと同じように、チームメンバーそれぞれを、ありのままで素晴らしい、存在するだけで素晴らしい、と認めてあげてください。
他人のことを、自分が望むように変えてやろうなんて思っていたら、絶対に信頼関係は生まれませんからね。
また、他にも信頼関係を築く方法として、
個人の強みにフォーカスして、人は成長できることを信じること
リーダー自ら弱みをさらけ出し、メンバーに助けてもらう
一人ひとりの価値観や思いを尊重し、成長を応援しあう
強みを引き出し、つながりをつくる会話
管理ではなく自律を支援する
責任ある自律の促し方
など、mimiさんが実践してきた行動が紹介されていますよ。
働くことを「幸せ」に繋げる
仕事をしている時間というのは、眠ることの次に長い時間を費やしていることではないでしょうか。
もしこの仕事の時間を、「幸せ」な気持ちで過ごすことができれば、人生全体の幸福度も高まることは間違いありません。
そのための方法というのが、「心理的安全なチーム」で働くことだと思うのです。
なぜなら、心理的安全なチームでは
- 自分らしさを十分に発揮できる
- 一人では成し得ない成果を生み出せる
ことが、想像できます。
このような「幸せ」を獲得するために、あなたも是非、行動を開始してみてくださいね。